伝統技法を間近で ( 大津市 )

大津市比叡辻の聖衆来迎寺（しょうじゅらいごうじ）で11月23日、境内にある客殿（国重要文化財）保存修理工事現場の見学会が開かれた。
江戸初期の1639（寛永16）年頃に建立された客殿は前回修理から約40年が経過しており、こけら葺き屋根の腐朽や建具、白漆喰壁などが破損しているため6月から修理が始められた。完工は来年6月を予定している。
見学者らは県文化財保護課の担当者から建物やこけら葺きの施工法などの説明を受け、その後、屋根職人の指導の元、こけら板を竹くぎで止める伝統技法を体験した。

< 2022年12月1日（木） 取材：髙山博光 >

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