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こだわりの菊づくりと 地域農業の活性化をめざす

掲載日: 2024.09.2

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菊専業農家
田井中 与弘(たいなか くみひろ)さん(東近江市在住・57歳)

気品ある姿と気高い香りで邪気を払うとされる菊の花。
東近江市福堂町の田井中与弘さんは県内最大規模の菊栽培農家で、年間70万本を生産している。一方地域農事組合法人の代表理事として、地域農業の振興に務めている。

 

菊畑を守る

父親が菊づくりをしている姿を幼いころから見て育った田井中さん。小学生のとき書いた文集「将来の夢」には、家業を継ぐことが綴られている。
年間70万本を生産する、7500平方メートル(約2200坪)のほ場には18棟のハウスが並び、さまざまな品種の菊が整然と栽培されている。自然を相手にする農業はリスクが絶えずつきまとい、中でも台風襲来が一番辛いという。2006年の台風では大半のハウスが倒壊し、就農以来初めて年末の出荷ができなかったと振り返る。

菊づくりは土づくり

高校卒業後、田井中さんは種苗会社の勧めで園芸先進県の静岡県にある県立農林短期大学(現・県立農林環境専門職大学短期大学部)に入学し、園芸の知識を学んだ。
就農して37年。「手塩にかけて育てるという言葉がありますが、私はほっといても勝手に菊が育つ土づくりこそ大切だと思っています」と話す。同じ畑で1年に2回収穫するため、その都度サトウキビのチップなどの有機物を混ぜて土壌を最高の状態に仕上げ、菊がストレスなく育つようにしているという。

若者が活躍できる環境づくり

菊栽培を手掛ける一方、田井中さんは離農者や高齢化が進む現状を憂い、2015年10月に「農事組合法人アグリ福堂」を40軒の農家と共に立ち上げ、代表理事に就任。10年先、20年先を見据えた地域農業のあるべき姿を組合員と共に模索している。
「菊づくりをしていて楽しいことはありませんが、『田井中さんの菊は色がきれいで水持ちがいいね』と言われると嬉しい」と話してくれた。(取材・髙山)

 

●お問い合わせ
滋賀県東近江市福堂町3348
TEL:0748-45-0185
FAX:0748-45-1187
携帯:090-3350-0028

 

 

 

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