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創業者の「想い」を受け継ぎ
「弥平とうがらし」の新たな魅力を発信

掲載日: 2024.09.30

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株式会社エフエムクラック
代表取締役 釘田 和加子(くぎた わかこ)さん(草津市在住・44歳)

2011年春に創業した弥平とうがらしの加工販売会社を3年前に引き継いだ釘田和加子さん。ホームページやパッケージデザインを一新するなど新たなブランド戦略を打ち出し、新商品の開発や販路開拓に取り組んでいる。

事業を引き継ぐ

湖南市地域おこし協力隊として2019年秋から、女性二人が創業した弥平とうがらしを加工販売する会社「エフエムクラック」を手伝うようになった釘田さん。
しかし間もなく会社は創業者二人が家庭の事情で続けられなくなるという存亡の危機に陥り、創業者から事業の継承を打診された。JICAでの国際協力支援や湖南市地域おこし協力隊として起業支援は行ってきたが、事業経験はなかった。
”巡ってきたチャンスを断って後悔しないだろうか。創業者が苦労して創り上げてきたブランドがなくなるのは辛い”。さまざまな思いが交錯し、気持ちの整理がつくまで半年かかったが事業を引き継ぐことを決意し、2021年1月代表に就任した。

外務省が所管する政府開発援助(ODA)を一元的に行う実施機関。開発途上国への国際協力を行っている。

 

国際協力に貢献

乾燥した後、粉末にする

釘田さんが異国の文化に関心を持つようになったきっかけは小学生のとき。母親の友人が英国に住んでいたことから、英国製の本を眺めたり珍しいお菓子を食べたりして過ごしたことだった。中学時代にはインドの民族楽器シタールが奏でる神秘的な音色を聴いて衝撃を受けた。
立命館大学国際関係学部に入学し、国際的な感覚や社会貢献などを幅広く学んだ。卒業後商社勤務を経て、2010年からJICAインド事務所で現地スタッフとして4年近く勤務。
「現地の人の生活が向上するためのサポートをしてきましたが、改善されて暮らしが良くなった話を聞くたびに、やりがいと喜びを感じました」と振り返る。

宝物を守り育てる

海外の人々の暮らしぶりや、その国の料理の作り方を知ることが大好きという釘田さん。訪れた国は今まで30数ヶ国に及び、中でもアジアの国々の料理はスパイスを使うものが多く、商品開発のヒントにしているという。
就任後最初に開発した「チキンビリヤニキット」は、インドの国民食「ビリヤニ」を作るのに必要なスパイスと高級インド米が揃ったキットで、肉や野菜を用意するだけで本格的なビリヤニが自宅で手軽に楽しめる。
湖南市下田地区で100年以上前から自宅用として細々と栽培されてきた弥平とうがらしは、旨味と辛味、香りが爽やかな伝統野菜。
「地元の宝物を守り育てたい。だからお引き受けしました」と話す釘田さん。ホームページの一新でオンライン販売が伸び、メディアにも取り上げられ知名度が向上した。釘田さんの海外での体験が活かされたユニークな商品の誕生が楽しみだ。(取材・髙山)

 

 

●お問い合わせ
株式会社エフエムクラック
滋賀県湖南市石部中央6-1-53
mail: fmcraic@gmail.com

 

 

 

 

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