自作プリザーブドフラワーでアレンジ

プリザーブドフラワーとは、生花を薬品で脱色・染色したあと乾燥させたもので、1年以上その色と形を保つことができる。生花と違っていつまでも美しい花の姿を楽しめる最近人気の素材だ。 和田さんはこの素材を使ったフラワーアレンジの講師をしている。
プリザードフラワーの魅力は、思い出の花から道端に咲いている花まで、どんな花でも素材にできること。しかも好きな色に染めることができる。なんと青いバラも可能だ。また、自分で作ればたくさんの素材を安く用意することができる。 和田さんの教室には、フラワーアレンジ以外にプリザーブドフラワー創作コースがあって、こちらも人気。

プリザーブドフラワーとの出会い

和田さんはもともと生け花を習っていた。フラワーアレンジに興味を持つようになったのは、自宅が喫茶店のため花束をもらう機会が多く、自分なりにアレンジしながら生けることが楽しかったから。 プリザードフラワーと出会ったのは２年半前のこと。
和田さんには妹がいて、病気で長い入院生活を送っていた。少しでも元気づけるようにと、病室をたくさんの花でいっぱいにしていたが、気温の高い病室ではすぐに枯れてしまう。なんとか長く花を楽しめないか・・・。そのとき知ったのがこのプリザードフラワーだった。
残念なことに妹さんは亡くなってしまうが、この時和田さんは、花の世界で生きることを決意する。 なぜなら、「花こそ人に生きる勇気を与え、心を豊かにしてくれるから」。
こうして、和田さんは今まで１０人以上の講師を育ててきた。 和田さんの教室を覗いてみると、花に囲まれて明るい雰囲気。花が人に与える力を実感するひとときだった。

女性のためのカルチャー教室 開催中！

和田さんの教室は、栗東と守山にある。今年７月オープンしたばかりの守山教室では、フラワーアレンジ以外のカルチャー教室も開催。１階はフラワーアレンジの教室とショップ。２階は、ビーズ、ネイルアート、ラッピング、占い、パソコンなどの教室（事前予約制・開催日はＨＰにて確認のこと）。
「人によって興味のあることはさまざま。いろんな人に喜んでもらえる場にしていきたい」。 だから教室はすべて低価格。気軽に楽しむことができる。

「たくさんの人との出会いが楽しみです」 和田さんの夢はまだまだふくらむ。