瀬田漕艇倶楽部 スカル教室担当 金森陽子さん
※スカルとは、細長い競技用ボートで、8人・4人・2人・1人乗りがあり、シングルスカル(1人用)だと14kg。1人で運べるくらい軽い。競技用ボートは、一見、手だけで漕いでいるようですが、座席が前後し、足で蹴りながら漕ぐのでまさに全身を使ったスポーツ。
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※スカルとは、細長い競技用ボートで、8人・4人・2人・1人乗りがあり、シングルスカル(1人用)だと14kg。1人で運べるくらい軽い。競技用ボートは、一見、手だけで漕いでいるようですが、座席が前後し、足で蹴りながら漕ぐのでまさに全身を使ったスポーツ。
高校時代から漕艇部で、去年まで現役の漕艇選手としても活躍しておられた金森陽子さん。 漕艇とは、競技用ボートに乗りオールを使い人力でタイムを競うスポーツです。滋賀県は、琵琶湖や瀬田川など漕艇環境に恵まれ、漕艇人口も多く全国的にもトップクラスのレベル。
金森さんは、国体に8回出場し、最高成績は4人乗りで全国2位になったこともある実力の持ち主。現在は、瀬田にあるNPO法人『瀬田漕艇倶楽部』に所属し、初心者を対象にしたスカル※教室で指導をしておられます。
「スカル教室では、初心者の人が自立してボートを漕げるようになるまでの指導をしています」と語る金森さん。教室は毎週日曜日の午前中。比較的安定して乗りやすい4人乗りから始めて、1人乗りのスカルに乗れるようになるのが目標。持ち前の経験が活かされるときです。
「艇に乗っているときに感じる水の音や風を切るという感覚がすごく好き」という金森さん。 ボート歴が長いのもそんな魅力をいつも感じているからこそ。滋賀県は真ん中に琵琶湖があり、これほどボートの練習に恵まれた環境はありません。初めてボートを体験した人が、また漕ぎたいと思うのも、湖上から眺める琵琶湖の風景に感動したり、自分の力で漕ぐ楽しさを知ることができるからだとおっしゃいます。
取材日は朝日レガッタ(国内屈指の全国大会)の初日で、教室からも4人の教え子がエントリー。初めてのレースに緊張しながらも、とても楽しいそうな雰囲気が伝わってきます。(写真左)
「教室に参加した人が、レースに出てみたいとか、もっと練習したいと言って、何度も通い続けてくれるのがうれしいですね」と教え子たちの意欲が金森さんのエネルギー源になっているよう。でも漕艇はまだまだマイナーなスポーツなので、もっともっとたくさんの人にボートの魅力を知ってもらいたいと願っておられます。
金森さんが所属している瀬田漕艇倶楽部は、小学5・6年生から70歳代の方まで、会員が約200名。幅広い世代の人と出会えるのでボート以外にも色々なことを学べるのが魅力。クリスマスパーティやバーベキューなどのイベントを行うこともあり、アットホームな雰囲気も素敵ですね。 とにかく一度やってみたいという人には非会員でもボート体験できる教室(1回2,000円)がオススメ。 今からが本格的シーズン。皆さんも一度、体験してみてはいかかですか?
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