アトリエ・喫茶・ボンジュール 堀内勇さん
今回の素敵な人は、定年後にコーヒーショップとハーレーダビットソンの夢を実現させた「アトリエ・喫茶・ボンジュール」の堀内勇さん(65歳)をご紹介します。
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五年前に始められた喫茶店にうかがうと、この道何十年?と思うような慣れた手つきでコーヒーを入れてくださいました。「コーヒーが好きで、定年後に思い切ってコーヒーショップを始めたのですが、経理をしていた私には全く未知の世界。コーヒーのたて方、サンドイッチの作り方、接客などすべて手探りでした」。モーニングの温泉卵も失敗の連続で、たくさんの卵を食べたと開店当時を懐かしそうに語る堀内さん。
「サラリーマン時代は、仕事も忙しかったのでストレスがたまってねー。でもね、店を始めて、そのストレスが全くなくなったんですよ。朝早くから起きて規則正しい生活だし、お客さんと話をするのも楽しいからねー」。
実は、お店の半分はアトリエになっている。なんでも奥様はトールペイントの先生。アトリエでは教室を開き作品も販売しておられます。他の講師の方を招いて、押し花・パッチワークなどさまざまな教室も随時開かれているとか。 「こじんまりした店にしようと思ってね。だから半分は妻の趣味を生かせるスペースにしたんです。夫婦で毎日、それぞれが楽しんでます」と愛妻の顔を見て優しく微笑む堀内さんにはもうひとつ、どうしてもかなえたい夢がありました。
それは「60歳になったらハーレーダビットソンに乗ること」
若い頃から「いつかはハーレーに」と思っていたそうです。でも、こればかりは自分だけのぜいたくでと躊躇していました。
そんな時、『今しかできないことは今すること。あの時やればよかったと思うのはダメ!』と奥様、子供さんから叱られたそうです。そして、62歳の時、念願のハーレーを手に入れます。
「いざ乗ってみるとやはり大きい!試乗の時にいきなり倒れたりして(笑)。去年、おととしには、妻を後ろに乗せ、北海道に行きました。手を振ってくださる方もいて思い出いっぱいの楽しい旅になりました」と堀内さん。定年後にご夫婦でツーリングができるなんてすばらしいことですよね。
「お店に来る方には安らぎを感じてもらえたらうれしい・・・そして、これからも、やり残しや思い残しのない人生を過ごしていきたい」と語る堀内さんご夫妻。まだまだ夢がふくらむ毎日が続きそうです。
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