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掲載日: 2005.10.20

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目片 和子さん

目片 和子さん(61歳)(めかたかずこ)

今回の素敵な人は大津市在住の目片和子さん。脳梗塞の後遺症を乗り越えて世界各地を旅し、その体験記を出版して話題を呼んでいる。

突然の病気、そしてリハビリ

目片さんが倒れたのは7年前のこと。友人との電話中に突然右半身がしびれ、そのまま意識を失い病院に運ばれた。診断は脳梗塞。入院して8日目に医師から右半身不随を宣告された。しかし、目片さんはリハビリに励むのはもちろんのこと、積極的に外に出かけて自分の体の状態を確かめた。「病気になると家にこもりがちですが、夫や友人の励ましでがんばることができました」と当時を振り返る。
運動神経が麻痺しているため右足首に特殊な器具をつけて歩かなければならないが、今ではほとんどの日常生活をこなせるまで回復した。

まだまだ知らない世界を見たい

目片さんの行動範囲は海外にまで及んだ。無理だろう……とあきらめていたそうだが、発病して半年後にはご主人に引っ張られるように南アフリカへ。以来、自分のペースにあわせて世界各地を旅するようになった。標高4000mの南米ペルーやアフリカモロッコの砂漠も印象深いが、カナダでオーロラを見た時はその美しさと、極寒に耐えられた自分自身に感動したという。

励ましと理解を……

昨年7月に出版した「半身不随四大陸を行く」(三学出版)には、発病当時の事やリハビリの話、そして旅行について書かれている。
目片さんは病気で片目も不自由になっている。車椅子利用者を意識した施設や書物はあっても、目片さんのように半盲を伴う半身不随者の手記や旅行記はほとんど見当たらない。それゆえ、自分と同じ病気の人の励みになるように、そして健常者にはこの病気を理解してもらえるように……そんな思いで出版したという。

ありのままの自分を受け入れて

世界を旅する目片さんも、大好きなテニスやチェロが楽しめなくなったことは残念でならない。コンサートでチェロの音色を聞いて流す涙は感動半分、弾けない悲しさ半分。「いつか感動の涙だけになる日が来ることを信じています」と話す。
ありのままの自分を受け入れ、前向きに生きる姿が印象的だった。
(取材・大西)

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