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掲載日: 2005.08.4

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近江兄弟社高等学校女子バレーボール部の皆さん

近江兄弟社高等学校
女子バレーボール部のみなさん

今回の素敵な人は、近江兄弟社高等学校女子バレーボール部の皆さん。5月に開催された春季県高校総合体育大会で見事優勝を果たし、インターハイ出場を決めた。

3大会連続優勝

県内では強豪チームとしてその名をはせる近江兄弟社高校女子バレー部。現在部員数19名。黄色と紺の鮮やかなユニフォームがトレードマークだ。
昨年開かれた県秋季総合体育大会、今年の春の高校バレー予選、そして春季県高校総合体育大会と、3大会連続優勝という快挙を成し遂げた。

抜群のチームワーク

同校のバレーは「拾ってつなげるバレー」。メンバーの平均身長は160センチ余りと意外に低く、県下でも平均を下回る。高さで不利な分、抜群のチームワークを武器に粘りのあるプレーで勝利をもぎとってきた。
チームをまとめるのはキャプテン奥野千亜季さん(3年)。「選手一人一人がとても個性豊かなチームです。ケガなど大変なこともあったけれど、インターハイ出場が決まり本当に良かった!」と笑顔を見せる。
同校では生徒各自の進路に合わせて時間割が組まれているため放課後に全員がそろって練習することはまれ。そんな環境でチームワークを築き上げるのは容易ではない。「一つ一つのプレーを丁寧に確認しながら練習することに重点を置きました」と奥野さん。

個性を生かした指導

監督はチームを率いて20年目の三上勝先生(50)。過去にインターハイ5回、国体3回と、幾度となくチームを大きな舞台へと導いてきた。「選手一人一人の個性にあわせた指導が大切」と、自らコートに立つ。真剣に耳を傾ける選手たちの表情が印象的。監督とメンバーとの固い信頼関係を垣間見た。

思いをひとつに 一球入魂

今後の課題はより強い精神力を鍛えること。全国大会でも物おじしない度胸を身に付けてこそ実力が発揮できるに違いない。
「ただ勝つだけではなく、注目される選手・チームになって欲しい。そして全日本に通用する選手を育てたい」と熱い気持ちを語る。
目標はズバリ「インターハイベスト8進出!」。限りない未来への挑戦は今始まったばかり。さらなる活躍に期待したい。
(取材・佐藤)

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