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掲載日: 2005.07.28

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琵琶湖アクアラング救助隊隊長 北村 收さん

琵琶湖アクアラング救助隊隊長
北村 收さん(65歳)

今回の素敵な人は「琵琶湖アクアラング救助隊」隊長の北村收さん。同救助隊は全国でも珍しい水難救助のボランティアグループだ。

県内初のダイバー

「琵琶湖アクアラング救助隊」の活動歴は30年。現在20代から60代の約20名の隊員が所属し、琵琶湖や河川での水難救助や、事件・事故の捜索にあたっている。
隊長の北村さんは19歳で県内初となる潜水士の資格を取得。30歳の時に警察から湖に落ちた車の引き揚げ協力を要請されて以来、水難者の救助や事件の証拠品、遺体、遺品などの捜索に協力している。
救助隊を結成したのは、マリンブームによって琵琶湖での事故が急増し、出動回数が増加したため。家業がモーターボートやダイビングの店「北村マリンサービス」であることから、常連客や潜水愛好者に呼びかけ結成した。

「使命感」と「やりがい」が活動を続けさせる

救助活動は想像以上に厳しい。真夜中であろうが真冬であろうが要請があれば出動し、ヘドロの中さえ潜っていく。悲惨な現場に立ち会うことも少なくない。しかも活動はすべてボランティア。なぜ30年も続けて来られたのか聞いてみると、「人命救助という大儀を果たすことに生きがいを感じます。何より無事に救助できた時の家族の喜ぶ顔が励みになります」と北村さん。

欠かさない訓練

救助活動は常に危険と隣り合わせ。
二重遭難を引き起こさないための訓練も欠かせない。毎年1月には寒中訓練を行い冷静かつすばやい対応を身につけるという。
北村さんはかつて消防学校で潜水指導をし、13年間で220名の卒業生を送り出した。また県警にもアクアラング隊が結成されたが、湖東や湖北の救助体制はまだまだ不十分なので「体制が整うまでがんばります」と熱く語ってくれた。

幅広いボランティア活動

北村さんは実は彦根市議会議員でもある。また夏には交通遺児を招いて湖上クルージングを行ったり、冬には通学路の除雪作業を行ったりとその活動は幅広い。
実績は高く評価され警察からの感謝状を何度も受賞、また県民功労賞や日本善行賞も受賞。だが北村さんにとっては、人命救助で得られる「誇り」と「生きがい」こそが勲章に違いない。
琵琶湖や河川の安全を祈りつつ、北村さんたちの活動に感謝したい。
(取材・川上)

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