近江よし笛RC(ランニングクラブ)
近江よし笛RC(ランニングクラブ)
今回の素敵な人は、「近江よし笛RC(ランニングクラブ)」のみなさん。近江八幡を中心にランニングを楽しみながら、びわ湖よし笛ロードの清掃活動や視覚障害者の伴走などのボランティア活動に積極的に取り組んでいる。
野洲市の希望が丘文化公園で行われた「全国視覚障害者駅伝大会」でのボランティア活動にお邪魔し、お話を伺った。
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近江よし笛RC(ランニングクラブ)
今回の素敵な人は、「近江よし笛RC(ランニングクラブ)」のみなさん。近江八幡を中心にランニングを楽しみながら、びわ湖よし笛ロードの清掃活動や視覚障害者の伴走などのボランティア活動に積極的に取り組んでいる。
野洲市の希望が丘文化公園で行われた「全国視覚障害者駅伝大会」でのボランティア活動にお邪魔し、お話を伺った。
「近江よし笛RC」は会長の白石匡さんと事務局の土田滋男さんが中心となり、走ることが大好きなメンバーが集まって6年前に結成された。現在、クラブ員数は20代から60代までの男女40人。今年は余呉湖で県下初の手作りウルトラマラソン大会を開催し、大成功をおさめた。「走ることも楽しいが、マラソン後のバーベキューや、芋煮会なども楽しい」と事務局の土田さん。
主な練習場所は近江八幡市にある白鳥川沿いの「びわ湖よし笛ロード」。サイクリングやランニングを楽しむ人が多いのどかな道だが、年々雑草やゴミなどが増え、汚れる一方だった。そこでメンバーから「ランニングコースを自分達の手できれいにしよう」という声があがり、昨年から月1回の清掃活動を始めた。「今ではボウボウに生い茂った雑草やゴミも少なくなり、気持ち良く走れるようになりました」と土田さん。
「近江よし笛RC」のボランティアは清掃活動だけではない。メンバーのうち数人は、視覚障害者と一緒に走る「伴走」に取り組んでいる。昨年から数々の大会で伴走に協力している片渕綾子さんは、全国高校駅伝で区間賞を取ったこともある実力者。同じ職場にいた視覚障害者のマラソンランナーと一緒に走りたいと思ったのがきっかけで、視覚障害者のランニングチーム「びわこタイマーズ」の伴走講習会に参加したという。「私自身が走ることを楽しみながら伴走しています。人生経験豊富なランナーから教えられることも多いですよ」と笑顔で話してくれた。
取材日に行われていた「全国視覚障害者駅伝大会」では、「近江よし笛RC」の11人が、伴走や記録係、誘導係などといったボランティア活動に参加。生き生きとした表情でランナーと交流していた。
「ランニングを通してみんなで交流するのは楽しい。しかし、伴走者がいなくて、走りたくても走れない人がまだまだあるのではないかと思います。今後もできることからコツコツとボランティアを続けていきたい」と会長の白石さん。
今後の活躍を期待したい。
(取材・鋒山)
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