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掲載日: 2007.01.17

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家具の廃材を使った「木彩画」  松本 光彩さん

松本 光彩さん(30歳)
(まつもとこうさい)

今回の素敵な人は、家具の廃材を使った「木彩画」に取り組む松本光彩さん(30歳)=甲賀市。各地で作品展を開催し、環境保護を訴える。甲賀町内でのスケッチに同行し、お話を伺った。

見る人の心なごませる

赤い星花

板に描く絵といえばトールペイントが有名だが、松本さんは、家具の廃材にオイルパステルを使って風景を描く独自のスタイルを編み出した。
木彩画はざらざらした木肌に色をいかにのせるかがポイントになる。細部まで描くには、かなりの技術を必要とする。松本さんは自由な発想と試行錯誤の連続で作品を作り上げてきた。
優しい色合いの「木彩画」は木の温かみにあふれ、見る人の心をなごませる。

作風は独学で

松本さんが絵に興味を持ったのは10年ほど前に放映された「ボブの絵画教室」というテレビ番組がきっかけだった。30分という限られた時間内で美しい風景画を描きあげる独特の手法に興味を持ち、絵の世界にのめり込んでいったという。
「はじめはテレビ番組の見よう見真似でしたが、その後はすべて独学です。強いて言うなら自然が先生ですね。自然をじっくり観察すれば色の使い方が見えてきます」と松本さん。

立ち枯れの松に環境保護を思う

朝のひととき

「木彩画」に取り組み出したのは2年前のことだ。そのころの松本さんはスケッチに出かける先々で松の立ち枯れを目にし、胸を痛めていた。それは人の手による自然破壊の姿に他ならない。自然からのメッセージを真摯に受け止め、環境を守らなければ……との思いを強くした。親戚が営む家具工場で廃材を手にし、画材になるとひらめいた。「絵を描くことで新しい命を吹き込み、輝きを与えることができます」と松本さん。「木彩画」には「自然を大切に」というメッセージが込められている。

絵を通じて地域貢献

弔いの夕日

2004(平成16)年のウォーターステーション琵琶を皮切りに各地で作品展を開催。たちまち評判となり、多くのファンを生み出してきた。今年3月には日野町のわたむきホール虹で個展を開催する予定。
「滋賀は自然に恵まれています。これからはもっと活動範囲を広げ、個展を開くことで地域に貢献していきたい」と松本さん。単なる鑑賞目的だけでなく、多くの価値を絵に持たせることが目標だ。
実は松本さんは20代前半に大病を患い、奇跡的に回復した経験を持つ。そのときの体験が現在の強い精神力と行動力の基盤となっているという。
自然を見つめるやさしい瞳に強い心を感じた。
(取材・福本)

 

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