森友美子さんRAINBOW LIGHT SWEETS SHOP(43歳・大津市在住)
障がい者を支援したいと作業所のお菓子のインターネット代行販売を始めたフリーデザイナーの森友美子さんが、今回の素敵な人。大津市内の事務所でお話を伺った。
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障がい者を支援したいと作業所のお菓子のインターネット代行販売を始めたフリーデザイナーの森友美子さんが、今回の素敵な人。大津市内の事務所でお話を伺った。
森さんが今年1月に開設したのは県内9カ所の作業所のお菓子が購入できるインターネットサイト「RAINBOW LIGHT SWEETS SHOP」。クッキー、せんべい、パウンドケーキなど、約70種類のお菓子が並ぶ。
「食べていただくとおいしさを納得してもらえると思う。たくさんの人に知ってほしい」と森さん。
作業所のお菓子販売は障がい者の生活を支える貴重な活動資金になる。「低賃金で働く障がい者の人の力になってほしい」と訴える。
森さんは、大津市の「あすと浜大津」で毎月第4日曜日に行われる「まほまほフリーマーケット」でも作業所のお菓子を販売し普及活動につとめている。
森さんが「RAINBOW LIGHT SWEETS SHOP」を始めようと決意したのは昨年7月。今まで働いていた会社を辞め、新たなスタートの時期だった。
仕事以外にも一個人で何かボランティア活動がしたいと思い、得意なグラフィックデザインと好きなお菓子で何かできないかと考えていた。
そんな時ふと思い出したのが、以前ボランティアで絵画を教えに行った作業所で作っていたお菓子のおいしさ。
それをたくさんの人に知ってもらい、明るい笑顔で温かい心を持つ障がい者の皆さんの力になりたい! とインターネットでのお菓子販売を思いついた。
洋菓子店の味にひけをとらないのに、PRや販路拡大に困っているのを助けたい一心だった森さん。
「最初は県内約120カ所の作業所に手紙を出したが賛同してもらえたのはほんの数件。それでもあきらめず、再度電話して徐々に気持ちがわかってもらえるようになった時はうれしかった」と当時を振り返る。
作業所のお菓子は添加物を極力使わない、心のこもった手作りのお菓子。
「一番買ってもらいたいのは小さい子どもを持つお母さん。安全で心のこもったお菓子を子どもたちに食べさせてほしい」と森さん。
「たくさんの人に味わってもらうことで障がい者の方の励みにもなる。小さな活動だけれどこれからも続けていきたい」と笑顔で語ってくれた。
森さんの願いがかなってほしい。
(取材・鋒山)
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