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掲載日: 2008.11.5

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演劇集団つばめ 代表加藤智彦さん(29歳・高島市在住)

高島市を拠点に活動している「演劇集団つばめ」代表の加藤智彦さんが今回の素敵な人。現在、高島市職員として市民の文化活動に携わりながら、劇団の活動を通して演劇の魅力を伝えている。勤務先の藤樹の里文化芸術会館でお話を伺った。

故郷に劇団を作りたい

05年 全国青年大会最優秀賞
「プラットホーム」出演中の加藤さん(右)

加藤さんは高校時代、演劇部に所属。このとき舞台の面白さに出合った。出演して表舞台を務める役者と、それを支える裏方、すべての役割を全員で作り上げていくことに魅力を感じたという。
将来、演劇の世界で生きていこうと考えた加藤さんは、大阪の専門学校へ進学。舞台照明の技術を学び、卒業後も大阪にとどまって、舞台照明の会社で経験を積んだ。
しかし、生まれ育った町で劇団を作りたいという気持ちが日増しに高まり、22歳の時、新旭町(現在の高島市)に帰ってきた。

「演劇集団つばめ」の誕生

04年 新旭町町民劇

1年後、02(平成14)年に町役場(当時)に就職。子どもたちを対象にした町が運営する演劇教室「劇団しんあさひ」にかかわることになった。東京から演出家で劇作家の大峰順二さんを講師として招き、子どもたちが演劇を学んでいくのを3年間にわたってサポートした。
また、04(平成16)年には、一般公募による町民劇を開催、演劇部出身者から初心者まで、さまざまな人々と力を合わせて舞台を作り上げた。
「素人の集まりであっても、お客さんにいいものを見せたい、一生懸命やっていい芝居をしたい、という気持ちはプロと同じです」と加藤さん。
その後、これらの事業を通して演劇の楽しさに魅了された人々が中心になって、05(平成17)年、演劇集団つばめを立ち上げた。

地域知るきっかけづくりを

07年 全国青年大会 最優秀賞受賞

演劇集団つばめは、高島市内での公演だけでなく、全国青年大会の演劇部門に参加し、05(平成17)年から3年連続して最優秀賞を受賞するなど、高い評価を得ている。
今後は地元高島の地域問題をテーマに取り上げ、「高島をもっといい町にしたい。医療や福祉などの問題が、高島に住んでいる人にはどういう影響があるのか? 演劇を見ることで地域のことをもっと考えるきっかけづくりをしたい」と言う。

現在、劇団員は9人で、来年秋の公演を目指して準備中。一番大変なことは? と尋ねると、「全員がそろう事」という返事が返って来た。
それぞれのメンバーは仕事などをやりくりしながら練習に参加し、役者だけでなく、脚本から演出、芝居、宣伝まで、全員が1人で何役もこなしている。
「大変ですが、みんなで思いをぶつけながらやるからこそ、達成感も大きいものがあります。将来、劇団の数がもっと増え、高島が演劇の町になっていたらどんなに素晴らしいだろうと、夢見ています」と、加藤さんは笑顔で語ってくれた。
(取材・瓜生)

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