スカッシュ選手杉本 梨沙さん(14歳・彦根市在住)
今年1月、インドのチェンナイで行われた「第14回アジアジュニアスカッシュ選手権大会」(19歳未満)に出場した、日本代表女子チーム最年少選手・杉本梨沙さんが今回の素敵な人。
両親が運営するスカッシュクラブ「Jcourt」での練習中にお邪魔し、お話を伺った。
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今年1月、インドのチェンナイで行われた「第14回アジアジュニアスカッシュ選手権大会」(19歳未満)に出場した、日本代表女子チーム最年少選手・杉本梨沙さんが今回の素敵な人。
両親が運営するスカッシュクラブ「Jcourt」での練習中にお邪魔し、お話を伺った。
スカッシュは四方を壁に囲まれたコートの中で、2人のプレーヤーが壁に向かって交互にボールを打つ競技。床にノーバウンドかワンバウンドしたボールを打ち返せないと相手の得点になる。
杉本さんは昨年11月、横浜で行われた「2009アジアジュニアスカッシュ選手権大会日本代表選手選考会」に出場。ここで2位という好成績を収め、男女各4人の代表1人に選ばれた。
杉本さんはまだ中学2年生で、出場選手の中で最年少。
これまでにも06(平成18)年の「ミロオールスタージュニアスカッシュ選手権」や、15歳未満を対象にした「第1回アジアジュニアスカッシュ選手権大会(個人戦)」に日本代表として出場した実績がある。
杉本さんがスカッシュを始めたのは小学1年生のとき。スカッシュをしていた母、和子さんの影響で一緒に練習をするようになったのがきっかけだった。
スカッシュを始めたころは彦根市内にあるスポーツクラブに週1回、通っていたが、練習を続けるうちに週2~3回の練習をこなすようになっていった。
努力が実り、小学4年生のときには「全日本ジュニアスカッシュ選手権大会」(11歳未満)で見事初優勝。その後も、国内での数々の大会で優秀な成績を収めた。
その後、06(平成18)年に両親が彦根市内にスカッシュコートを新設。今では毎日このコートで練習に励んでいる。
得意技はボールをサイドウオールに当ててからフロントウオールに当てる「ボースト」という打ち方で、「相手を走らせたり、自分が走らされたりするのが楽しい」と杉本さん。
学業との両立について聞いてみると「学校が遠くて通学に時間がかかるので大変ですが、勉強も頑張っています。今までスカッシュを辞めたいと思ったことは一度もありません」と笑顔で返事が返ってきた。
今回出場したアジアジュニアスカッシュ選手権大会団体戦で日本女子チームは9チーム中7位。残念ながら日本のスカッシュのレベルにはまだ課題があるようだ。
コーチの小林剛さんは「外国の選手と対戦することでたくさんの刺激を受けてくれたと思います。これからも頑張ってほしい」という。
最近は日本でもスポーツクラブなどを中心にスカッシュの環境が整ってきており、プレーを楽しむ人が増えている。
「もっと腕を磨いて、スカッシュを広めて行きたい」と杉本さん。今後の彼女の活躍に期待したい。 (取材・澤井)
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