森本 真敏さん (24歳・竜王町在住)
―聴覚障がい者オリンピック― デフリンピックに出場決定!9月に台北で開かれる聴覚障がい者のオリンピック「デフリンピック」に出場が決定し、ハンマー投げで自己の「世界ろう者記録(63㍍25)」の更新を目指す、竜王町在住の森本真敏さんが今回の素敵な人。
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―聴覚障がい者オリンピック― デフリンピックに出場決定!9月に台北で開かれる聴覚障がい者のオリンピック「デフリンピック」に出場が決定し、ハンマー投げで自己の「世界ろう者記録(63㍍25)」の更新を目指す、竜王町在住の森本真敏さんが今回の素敵な人。
森本さんは、滋賀県立聾話学校の高等部からハンマー投げを始めた。それまでは野球をしていたが、同校に野球部がなく、先生の勧めもあったからだった。当時は陸上競技の投てき選手の中では小柄で、ハンマーの飛距離が伸びずに悩んだ。練習を積み重ねるうち、記録が伸びて、楽しさが増し、夢中になった。インターハイに出場し、頭角を現していった。
高校卒業後、筑波大学に進学。引き続きハンマー投げに取り組んだが、体格の良いアスリートが多く、不安を持った。仲間が、聴覚障がいのある森本さんを特別扱いしなかったので、練習に没頭できた。大学在学中の07(平成19)年、自己ベストで現在の世界ろう者記録を打ち立てた。「日々の努力が実り、とてもうれしかった」と、振り返る。
今回のデフリンピック出場には、「やっと出場できるという思いです」と笑顔を隠さない。4年前のメルボルン大会では、出場選手候補に選ばれながらも、最終選考で漏れた。悔しい思いをバネに、頑張って来たという。
ハンマー投げは、一見、鉄の玉を遠くに投げる単純なスポーツに思われがちだが、練習には苦労が多い。森本さんの場合、記録が順調に伸びず、悩んだ時期があった。投げ方や練習方法に工夫や改良を重ねて、切り抜けてきた。「台北大会での目標は、自分の持っている世界記録を超えることと、金メダルをとることです」ときっぱり言う。
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