栗東高校3年 板庇 雄馬君 (18歳・栗東市在住)
今年1月に行われたウインドサーフィンの「第11回全日本アマチュアウェイブ選手権」で優勝した栗東高校3年の板庇雄馬君。大会優勝を機にプロに転向。国内初の高校生プロウインドサーファーが誕生した。
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今年1月に行われたウインドサーフィンの「第11回全日本アマチュアウェイブ選手権」で優勝した栗東高校3年の板庇雄馬君。大会優勝を機にプロに転向。国内初の高校生プロウインドサーファーが誕生した。
ウインドサーフィンはボードに取り付けた帆を操作して水面を滑走するスポーツ。
板庇君が競技するのは、波乗りとジャンプの美しさを競う種目「ウェイブ」。時速40~60キロで波に乗り、華麗なジャンプを繰り返す。
180センチの長身で長い手足を生かした豪快な技が得意だ。
「ジャンプが成功したときの達成感は何物にも代えられません。マスターしてもまた次のジャンプをやってみたくなる。終わりがないスポーツですね」
夢はプロになること。レベルを上げるため、海外のプロたちが練習に訪れるウインドサーフィンの聖地、ハワイ・マウイ島のホオキパビーチで練習してみたいと願うようになった。
昨年、思い切って高校を1年間休学、ハワイで6カ月間、朝から晩まで練習に明け暮れた。
周りのプロたちが刺激になり、難易度の高い後ろ向きのジャンプ(バックループ)を完ぺきに決められるようになった。
自信をつけ望んだ今年1月の全日本アマチュアウェイブ選手権。前回とは比較にならないほど落ち着いて演技でき、華麗な波乗りと美しいジャンプ、アマチュアでは誰もできないバックループを見事に決めた。
一番大きなアマチュアの大会で優勝したらプロ宣言の権利が与えられる。
早速プロに転向、1月の鹿児島大会5位、2月の静岡・御前崎大会9位と着実に成果を上げ、現在国内プロランキング5位をマーク。
次は世界へはばたきたいと闘志を燃やしている。
(取材・鋒山)
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