岡田 優さん(大津市在住・27歳)滋賀レイクスターズ
今年も日本プロバスケットボールリーグ「bjリーグ」が10月16日から始まる。高松ファイブアローズから滋賀レイクスターズに移籍して初のシーズンを迎える大津市出身の岡田優選手は昨シーズン、日本人選手としてトップの得点ランキング10位に入った。地元に戻った今シーズンはさらなる活躍が期待されている。
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今年も日本プロバスケットボールリーグ「bjリーグ」が10月16日から始まる。高松ファイブアローズから滋賀レイクスターズに移籍して初のシーズンを迎える大津市出身の岡田優選手は昨シーズン、日本人選手としてトップの得点ランキング10位に入った。地元に戻った今シーズンはさらなる活躍が期待されている。
ポジションはシューティングガード。長距離シュートなどで得点を稼ぐのが役目で、バスケットボールゲームの花形的存在だ。得意は3ポイントシュート。難易度が高い遠い位置からのシュートのことで、成功すれば3点が得られる。それを1試合9本も決めたことがある。
9月11日に行われたプレシーズンマッチでは、昨年のリーグ覇者「浜松・東三河フェニックス」を相手に、滋賀レイクスターズ・岡田として初の3ポイントシュートを4本も決め、チームに見事な逆転勝ちをもたらした。
マイペースで緊張しないタイプの岡田選手だが、さすがにこのときばかりは緊張したという。
10歳のときに小学校のクラブで始め、中高大とずっとバスケットボールを続けてきた。難しいシュートを見事に決めたときの爽快感、点数の大きなシュートで劣勢をあっという間に立て直し、秒単位で優劣が入れ替わる緊張感、鍛え抜いた瞬発力や研ぎ澄ました判断力のぶつかり合い、スピード感あふれる試合展開……そんなバスケットボールゲームの魅力のとりこになった。
高校も大学もバスケットボールの推薦で入学。期待に応えるために厳しい練習も頑張って乗り切った。チーム練習の後に1人でシュート練習を繰り返した。
高松ファイブアローズにはドラフト外で入った。とにかくbjリーグに入りたかったのでいろいろなチームのテストを受け、結果として高松に合格した。
ドラフト外入団ながら、4年間の在籍中にオールスターゲームに3度出場、昨季はスリーポイントコンテスト優勝、得点ランキング10位(日本人選手トップ)と目覚しい活躍ぶりで注目された。
今年6月、FA権を行使して、2008年秋からbjリーグに参入した滋賀レイクスターズに移籍した。名乗り出た8チームの中から、話し合いで決めた。地元という理由ではなく、競争しあえるレベルの高い選手がそろっていて、自分のレベルを上げたかったからだ。
もちろん、大津出身と知り、大きな声援を送ってくれるファンの存在はとてもありがたく、地元のチームに来てよかったとも思っている。
チームの目標は優勝だが、自己最高の1試合10本以上の3ポイントシュートを決めるのが夢だ。
(取材・鋒山)
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