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掲載日: 2010.12.29

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日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ 日本女子代表コーチ/びわこ成蹊スポーツ大学准教授 望月 聡さん

11月に中国・広州で開かれたアジア大会で女子サッカーチーム「なでしこジャパン」の金メダル獲得にコーチの立場から貢献した望月聡さん。サッカー界での活躍には、3人の“運命の人”との出会いがあった。

難しいことに挑戦するのが楽しい

サッカーを知ったのは小学4年生のときだった。町内のお兄さんが「勝った!勝った!」と喜びながら帰ってくるのに出会い、興味を持った。野球少年だったので、手を使えないことに難しさを感じながらも、あえて挑戦したくなり、地元のスポーツ少年団に入った。
チャレンジ精神は小学校5年生で死別した父親から影響を受けている。高校の教師で、小さい頃からいろんな遊びや探検、そしてスポーツをさせてくれた。夏休みの40日間は雨が降ろうがやりが降ろうが朝6時から町内マラソンを敢行して、「体を動かすのは楽しい」「難しいことに挑戦することは楽しい」と教えられた。

直感が教えてくれた運命の出会い

中学では、全国ベスト16にランクしていた粟津中でサッカー部の主力メンバーとして活躍した。
高校進学を前に、守山高校サッカー部監督の松田保さん(現・びわこ成蹊スポーツ大学教授)から「来てくれとは言わない。来たいのならおいで。責任を持って指導する」と言われた。
強豪校からの誘いもあったが、松田監督の言葉から熱い思いが伝わってきて、「この人のもとでサッカーをやりたい!」と同校への進学を決めた。

「やるのは…お前らや!」

松田監督の指導は「やるのは…お前らや!」と、生徒の自主性を重んじるものだった。どんな厳しい練習も「やらされている」のではなく、「やっている」と自覚させようとした。
さらに、「サッカーがうまくなるためには、問題解決能力を高めなければならない」と、勉強との両立も説いた。そして「おれもまだまだ。もっと勉強しないと」と自らも学び続ける姿を見せた。
このような指導の下で望月さんは才能を一気に開花させた。高2で国体に出場して、高3ではインターハイと高校選手権で共に3位になった。滋賀県からただ1人、ユースの日本代表にも選ばれた。

やり抜く、強い意志を学ぶ

高校卒業後は大阪商業大学の学費免除の特待生になり、松田監督の恩師でサッカー界の重鎮・上田亮三郎先生の指導を受けた。
「上田先生のご指導のおかげで、社会に出ても何も怖いことはないと思うようになりました」
卒業後は実業団で活躍して、Jリーグ誕生と同時に浦和レッズに入団した。その後、京都パープルサンガで選手、そしてコーチとして活躍して、日本サッカー協会のナショナルトレーニングセンターのコーチ兼インストラクターとなった。
08年「なでしこジャパン」のコーチに就任。広州アジア大会で「なでしこジャパン」が念願の金メダルを獲得して来年のワールドカップ出場が決まった今は、さらなる活躍が期待されている。
(取材・越智田)

びわこ成蹊スポーツ大学
「新しいスポーツ文化の創造のための教育研究に努め、人々のスポーツ要求、健康要求を開発・支援することのできる豊かな教養と高度な専門性を有する人材の育成」を目指す大学。

 

 

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