~Lefa~ 北川 陽大さん (長浜市在住・33歳)、河野 弘行さん (長浜市在住・29歳)
長浜市を拠点に活動している2人組の音楽ユニット「~Lefa~」。
1月18日、長浜を歌った曲で日本コロムビアからメジャーデビューした。幅広い音域を生かした澄んだ歌声が世代を超えて愛され、長浜観光協会の公式観光PR隊も務めている。
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長浜市を拠点に活動している2人組の音楽ユニット「~Lefa~」。
1月18日、長浜を歌った曲で日本コロムビアからメジャーデビューした。幅広い音域を生かした澄んだ歌声が世代を超えて愛され、長浜観光協会の公式観光PR隊も務めている。
ボーカル担当で長浜市出身の北川陽大さんは、子どものころ音楽が苦手で、中学校の音楽の成績は10段階の2だったという。そんな北川さんが歌うようになったのは20代後半になってからだった。
カナダに住んでいるときにルームシェアしていた友人が「日本の歌が好き」だったからだという。「北川さんが歌っている姿がいい」との言葉が忘れられず、日本に帰ってからも歌い続けた。
出せないキーがあると、どうしても出してみたくなる。声を出しやすくするために腹筋を鍛えた。練習しているうちにいつの間にか4オクターブもの音域が出せるようになった。
ギター&キーボード担当の河野弘行さんと出会ったのは、関東でバンド活動をしていたころだが、ちょうどその頃、河野さんも母親が病気になり地元の大阪に帰らなければならなくなった。それならと2人でユニットを結成した。
初ライブは10(平成22)年11月、長浜市曳山博物館で行われた長浜きもの大学のイベント。30分ほどのステージだったがとても反響が大きかった。その後、ショッピングモールや音楽祭への出演依頼がくるようになり、現在では年間80本以上のライブをこなしている。ライブでは長浜を語り、会場にパンフレットやチラシを置いて長浜の魅力を伝えている。昨年4月には長浜観光協会の公式観光PR隊に認定された
メジャーデビューのきっかけは、写真家の加藤正憲さんがレコード会社に音源を送ったことだった。
デビュー曲は“姉川の水の調べ”、“君が愛した小谷山に想えば”など長浜の景色が歌い込まれた「心の華」。
「地域限定の曲では売れない」とレコード会社は長浜の曲をメーンとすることに難色を示すこともあった。しかし、2人にとっては長浜の曲でデビューすることに大きな意味があり、懇願したという。
ユニット名「~Lefa~」は、theLake is Especially Fantasy Areaの頭文字を取っている(「~」は湖面のさざなみを表現)。「古里を大切にしたい」「夢を持った人に限って東京や大阪に行ってしまう。地方にいても夢をかなえられることを知ってもらいたい」という2人の願いだった。
ショッピングモールでのライブのほか、2人の出身中学校でも講演会やライブを開き、夢や目標を持ち、挑戦することの大切さを話している。
地元の保育園には歌って踊れる曲「おいでよ長浜」を提供。長浜商工会議所青年部に所属する北川さんは、一員として地域貢献も重要視しており、園児たちと一緒に歌って踊る。園児たちには、ダンスを通して滋賀への地元愛を感じてほしいと願っている。
園児たちは既に大切な友達だという。
「お兄ちゃん、また遊ぼうね」と書かれた手紙や似顔絵をもらうことも多い。(取材・澤井)
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