辛い痛みを和らげる! 夫婦で目指す理想の施術
sin整骨院
奥村 治史・公美(おくむら はるひと・きみ)さん(栗東市在住)
栗東市安養寺にあるsin整骨院院長の奥村治史さんと妻の公美さんは、それぞれ柔道整復師・鍼灸師の国家資格を持ち、腰痛や打撲・挫傷といった身体の痛みを治療している。心が疲弊していると身体も悪くなり易いことから、夫妻で学んだコーチングや心理学も応用して患者に合った適切な施術を行っている。目指すのは「痛みのことなら何でも相談できる町のかかりつけ整骨院」だ。
忙しい職場で技術を磨く
大阪生まれの治史さんが柔道整復師として働き始めたのは今から22年前。それまで郵便局の小包配達の仕事や金物問屋、喫茶店などで働いていたが、ある日整骨院で助手を探しているという話を知人から聞かされ興味を持った。整骨院の先生と患者が厚い信頼で結ばれている姿に感動、自分も先生のように人が喜ぶような仕事に就きたいと思い、柔道整復師学校に通い国家資格を取って大阪の整骨院に入社した。「忙しい職場で1日100人ほどの患者さんが来院し、半数以上の人に施術をしました。仕事をこなしていくうちに、同じ症状でも人それぞれ痛む部位が微妙に異なっていることに気づき、治療方法を研究しました。100回の練習より1回の経験。経験が今の自分を育ててくれました」
妻の公美さんは、子どものときバレエを習っていたので、ケアやマッサージは身近な存在だった。「一本の針で痛みが治まっていくのが凄い」と、鍼灸師の国家資格を取るため3年間専門学校で勉強し、取得後治史さんが勤める整骨院に入社した。早朝から深夜まで続く忙しい職場だったが、治史さんは冗談を言って周りを笑わせ一息つかせてくれる頼りがいのある面白い先輩だった。
整骨院を身近な存在に
4年前治史さんが会社を辞め滋賀で開業準備をしていたとき、チラシやポップ作りを手伝うなどして、先輩後輩の距離がだんだん縮まっていった。お互い凄く落ち込んでいたときの相談相手だったので、自然と惹かれ合い開院後結婚した。
大阪は滋賀の10倍近く整骨院があり身近な存在だが、滋賀では整骨院は何をするところか知らない人も多いと治史さんはいう。「患者さんから、『痛みがなくなった。ありがとう』の言葉に励まされながら日々技術を磨いています。問診から得た症状を基に適切な治療方法をご提案し、ゆったりしたスペースでマッサージや矯正・鍼灸など、一人ひとり時間をかけて施術を行っています。辛い症状がここで治ることをたくさんの方に知ってほしいです」
ストレスから来る痛みに適切な施術を
精神的なストレスを抱えて痛みを訴える患者さんも多い。「自律神経の乱れがあるので施術のあと鍼治療をお願いします」と公美さんに引継ぎを伝えるなど、夫婦あうんの呼吸で治療を行っている。「心と身体はつながっています。心を病んだら身体も悪くなり、身体が悪くなると心も辛くなります。来院時の表情は暗くても施術後は、ありがとう!と笑顔で帰られます。ご家族で来てくださる患者さんも多くてありがたいです。人それぞれ違う辛さや痛みがありますが、今まで二人で積み上げて来た経験を一人ひとりの患者さんに施したい。夫婦で励まし合い楽しく技術を研鑽していきたいと思っています」
●お問い合わせ
sin整骨院
滋賀県栗東市安養寺2-4-20 プリズムビル1階
TEL:077-599-5451
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