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草津市南笠に佇む「狼川(おおかみがわ)トンネル」は、1897(明治30)年頃に造られた。
1956(昭和31)年の電化に伴う橋梁設置や狼川の河床掘削により上り線用のトンネルは撤去されたが、下り線用の坑口は建設当時の姿のまま現存している。
1872(明治5)年10月に新橋・横浜間が開業し、17年後の1889(明治22)年東海道線は全通したが当時は単線で、1889(明治22)年に造られた上り線用のトンネルが使われていた。
狼川が天井川だったため川の下に掘られたが、坑口はらせん状にレンガを積み上げる「ねじりまんぽ」と呼ばれる工法で造られており、全国でも30例ほどしか確認されていない貴重な明治遺産となっている。
< 2022年10月11日(火) 取材:髙山博光 >
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