植物の命を「色」に志村ふくみさん生誕100年展 ( 大津市 )

近江八幡市出身の染織家で、重要無形文化財保持者（人間国宝）の志村ふくみさんの生誕100年記念展「色と言葉のつむぎおり」が県立美術館（大津市瀬田南大萱町）で開かれている。
湖国の風景や生き物を表現した「鳰（にお）の海」や、「源氏物語」からインスピレーションを得て生み出された「若紫」などの染色作品と直筆原稿など合わせて89件を展示。（前期と後期で展示替えあり）
作品と共に、随筆家としても知られる志村さんの作品への思いを綴った「言葉」もパネルで紹介している。
作品とことばの組み合わせによって、より一層色の持つ生命力が感じられる。
志村さんの人生も、彩り豊かな「経（たて）」の糸と「緯（よこ）」の糸が織りなす壮大な物語。一世紀丸ごと人生を懸けて取り組んで来られた軌跡が、今鮮やかに心に迫ってくる。

 

■会期：11月17日（日）まで
■時間：9：30～17：00（入場は16：30まで）
■観覧料：一般1,200円、高校・大学生800円、小学・中学生600円
■休館日：月曜日、11月5日（火）※11月4日（月・振休）は開館
■関連イベント：詳しくは県立美術館のHPを参照

 

●お問い合わせ
滋賀県立美術館
TEL：077-543-2111

< 2024年10月21日（月） 取材：坪田彩 >

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