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2016年7月23日(土)、甲賀市信楽町で「しがらき火まつり」が行われた。 「しがらき火まつり」は江戸時代以前より続く、伝統あるお祭りである。やきのもづくりに欠かせない火への感謝と安全、そして信楽焼の発展を祈願し、毎年約700本もの松明が奉納される。
信楽町長野の新宮神社にて元火採火式が執り行われ、ここから松明に火をうつし愛宕山(あたごやま)山頂の神社に奉納される。奉納者は約2.5キロの距離を松明をかついで約1時間、歩く。 松明は子供用の小さいものから、4メートル以上のものまで様々。
沿道に並ぶ奉納提灯のやわらかな灯りと松明の力強い火が、信楽の街並みを幻想的にうつし出す。やがて松明の火は、神聖な凛とした空気の中、愛宕山の山頂へと向かう。
また、紫香楽太鼓「炎」による迫力ある和太鼓の演奏と打ち上げ花火が、火まつりをさらに盛り上げてくれる。
松明奉納者には、信楽高校の生徒がデザインした信楽焼の記念メダルが渡される。毎年デザインは変わり、また「信楽焼」という事で人気があり、毎年松明を奉納して、このメダルを集めるのも楽しみの一つとなっている。
松明奉納は、誰でも無料で参加できる。さらに松明作りに必要な竹や木片、縄などは事前に無料で受け取れるので、来年は松明を担いでみては!
●お問い合わせ
陶都・信楽 火まつり実行委員会
TEL:0748-82-0873
FAX:0748-82-3117
< 2016年07月26日(火) 取材:雲林院由美 >
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