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近江八幡市の春の三大火祭りで、国の無形民俗文化財に選択されている「八幡まつり」が2016年4月14日(木)から16日(土)まで、近江八幡市宮内町の日牟禮八幡宮一帯で執り行われた。
1200年以上前から続く、古式ゆかしく伝統のあるまつり「八幡まつり」は、祭り直前の日曜日に「松明結い」と呼ばれる松明制作が日牟禮八幡宮の馬場で行い完成され、14日の宵宮祭(松明まつり)の20:00から、中には10メートルにも及ぶ高さの松明に奉火される。15日の本祭(太鼓まつり)で大太鼓の渡りがあり、16日の神事(すでら渡り)で締めくくられる毎年変わらない日程で、一週間まつりムードが旧市街地に漂う。
撮影は14日の「松明まつり」で奉火される様子を捉えたものだが、20:00に打ち上げられた花火を合図に、太鼓の響きと炎の躍動感で居合わせた観客や氏子たちの高揚感の高まりが伝わる。
翌15日の「太鼓まつり」は各郷(地区)の宿から神役を先頭に列をなし「どっこいしゃ~んせ」という掛け声と太鼓を打ち響かせ、若衆が大太鼓を肩に担いで渡御し、日牟禮八幡宮の拝殿前で太鼓を3回力強く持ち上げ崇祀(しゅうし)する荘厳さが伝わる。
五穀豊穣を願うまつりに、泰平が続き、いつまでも穏やかに伝統が受け継がれて行く事を願った。
●お問い合わせ
近江八幡観光物産協会
(滋賀県近江八幡市為心町元9番地)
TEL:0748-32-7003
< 2016年04月19日(火) 取材:梅次洋子 >
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