活動と活用の循環・ヨシ刈りボランティア ( 近江八幡市 )

近江八幡市安土町の西の湖で2月10日と24日の2日間、「ヨシでびわ湖を守るネットワーク」の人たちがヨシ刈りを行なった。
株式会社コクヨ工業滋賀が2009年に立ち上げたボランティア組織で、当初7名でスタートしたヨシ刈りボランティアが今では124の企業・団体が参加する活動へと広がり、琵琶湖の環境保全に取り組んでいる。

ヨシは水の浄化作用があるといわれ、定期的にヨシ原の手入れをすることでヨシが密集して生え西の湖の水環境が良くなるという。
多くの水鳥が生息する西の湖は、2008年10月にラムサール条約に追加登録されている。

24日には200名を超える人が参加して１ヘクタールほどあるヨシ原を刈り取り、午後からは冬季のヨシ原の生物資源量を調べるバイオマス調査が琵琶湖博物館の学芸員とともに行われた。刈り取ったヨシはおよそ４ｔトラック4台分ほどになり、ヨシを使ったノートなどの文房具に利用される。

 

●お問い合わせ
ヨシでびわ湖を守るネットワーク事務局
株式会社コクヨ工業滋賀
TEL:0749-37-3611

< 2018年02月27日（火） 取材：池田 伊穂 >

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