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2016年5月15日(日)日本五大銘茶に数えられる「朝宮茶」の産地、甲賀市信楽町朝宮にて、朝宮茶を楽しむイベントが開催された。これは2016年9月に開校予定の「お茶芽大学校」のプレオープンイベントとして行われ、大阪からの参加者の姿もあった。
「お茶芽大学校」では、月に1回の頻度でお茶に関する講座を開き、本物のお茶の味や文化を伝えていくというもの。また、茶道・生け花・着付け・陶芸など、その道のプロを招いて、「お茶の周辺文化」も同時に学べるカリキュラムを予定。様々なコースから、好きな講座を選べるので、気軽に参加できるのも「お茶芽大学校」の特徴。
この日は「新茶の季節!緑いっぱいの朝宮でお茶づくし体験」と題し、お茶摘みやお茶会、マイ茶缶作り、工場見学などなど、「朝宮茶」を満喫できる内容となっていた。
さっそくお茶畑へと向かう。講師の藤田さんより、朝宮茶の歴史や茶葉について、そして香り高いお茶に適した気候や地形などの話があり、参加者は興味深く聞き入っていた。
お茶摘みの手順を教わり、柔らかな新芽を摘む。気軽に質問できるので初挑戦でも大丈夫!最初はおそるおそる摘んでいた参加者も、いつしかワイワイお茶摘みを楽しみ、手元のかごが一杯になっていた。
お茶摘みが終わると、ランチタイム。自然の中で食べるお弁当は格別!そして摘みたてのお茶の芽を、その場で天ぷらにして、いただく。なんという贅沢!天ぷらの他に、お茶の芽の上から3枚目までの、やわらかい芽はそのままサラダで食べられるとの事。
午後からは「マイ茶缶作り」。お茶缶にデコパージュを施し自分だけのオリジナルに仕上げる。単に作るだけではなく、出来上がった缶に新茶を詰めて9月の「お茶芽大学校」開校の日まで熟成させるというもの。
朝宮茶は香りの良さが持ち味で、昼夜の寒暖差が大きい山間の高地で育てられるため、しっかりと養分が蓄えられる。そしてさらに熟成させることで、より「旨み」が増し、これを「秋優りのお茶」と呼んでいる。
マイ茶缶に入った秋優りのお茶を、開校の際に開封し、味わう予定との事。ますます開校が楽しみになる。
マイ茶缶が完成すると、お待ちかねのティータイム!朝宮茶を使った手作りスィーツを新茶とともに楽しんだ。お茶を使ったアイスやババロア、クッキーを味わい、次は製茶工場へと向かう。お茶ができるまでには蒸し・葉打・荒揉・揉捻・中揉み・精揉・乾燥・仕上げ、といった工程があり、製茶工場でその過程を見学できる。
イベントの最後に、お茶畑を散策し、さわやかな緑を楽しむ。
まさに「お茶づくし」の一日を満喫できた。
楽しく、おいしく、朝宮茶を学べる【お茶芽大学校】。明るく楽しいスタッフのみなさんが迎えてくれるので、この機会に参加してみては!
【お茶芽大学校】
2016年9月に開校予定(9月11日(日)開校イベントを予定)
月に1回の頻度で、楽しく学べる様々なコースを用意。(現在準備中)
いつからいつまで、という決まりはなく興味がある講座を自由に選んで参加。
※詳しくはホームページ参照
●お問い合わせ
お茶芽Dream研究会
担当 地藤
TEL:0748-84-0123(藤田園内)
協力 (有)茶城 藤田園
(滋賀県甲賀市信楽町上朝宮540-1)
TEL:0748-84-0123
信楽園製茶工場
(滋賀県甲賀市信楽町上朝宮751)
TEL:0748-84-0004
< 2016年05月18日(水) 取材:雲林院由美 >
本ページの情報は取材時のものであり、変更されていることがあります。あらかじめ御了承ください。