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愛知郡愛荘町にある愛荘町立歴史文化博物館で、令和3年度夏季特別展「愛智河架橋略史-無賃橋と御幸橋-」が開催されている。
8月27日まで
川の氾濫により何度も架橋を繰り返してきた無賃橋と御幸橋の歴史を振り返る企画展で、無賃橋架橋時の様子を描いた絵巻や古文書、御幸橋に関する資料など約35点が展示されている。江戸時代、大きな川に架かる橋を渡るには一般的に橋銭が必要だったが、天保2年(1831)、愛知川村の成宮弥次右衛門らは、橋銭が払えない人たちでも無料で渡れる橋(無賃橋)を苦難の末完成させた。橋はその後明治11年(1878)に明治天皇が巡幸の際「御幸橋」と称された。
「無賃橋架橋190年 昭和の御幸橋架け替え60年を記念して開催いたしました。この機会に橋にまつわる歴史やエピソードをぜひ知ってください」と担当学芸員の三井義勝さん。特別展では、弥次右衛門の妻の姉で、女流絵師 織田瑟々(おだ しつしつ)の作品も併せて展示されている。
■会期:8月27日(金)まで
■時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
■入館料:一般300円、小・中学生150円 ※無料入館日:8月14日(土)・15日(日)
■休館日:月・火曜日 ※8月9日は開館
■学芸員による展示解説:8月22日(日)11:00~、14:00~ 参加費無料(要入館料)
●お問い合わせ
愛荘町立歴史文化博物館
TEL:0749-37-4500
< 2021年08月4日(水) 取材:藤井千菜美 >
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