近江のしらべ －里－
小入谷 ( 高島市 )

高島市朽木小入谷（くつきおにゅうだに）の集落を抜け小入（おにゅう）峠に続く林道小入谷線。昔は若狭と京を結ぶ鯖街道のひとつとして往来が盛んだった。
針畑川沿いに点在する小入谷集落は世帯数11戸、人口17人の過疎の村だが、紅葉のシーズンになると福井県との県境に位置する標高820メートルのおにゅう峠からの景観を楽しもうと、県外からもたくさんの見物客が訪れる人気のスポットとなっている。特に10月から11月にかけての早朝には雲海が現れることもあり、写真愛好家らの隠れた名所ともなっている。また隣接する生杉（おいすぎ）地区にはブナの原生林があり、特に紅葉は「日本紅葉百選」に選ばれている。（撮影日 10月31日）

< 2021年11月4日（木） 取材：髙山博光 >

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