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楽しくボランティア 健康寿命を伸ばす

掲載日: 2015.08.5

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近江八幡おやじ連 代表 高橋 作榮さん(近江八幡市在住)

高齢者のボランティア参加率が全国NO1といわれる滋賀県。中でも代表的な存在なのが近江八幡市のボランティアグループ「おやじ連」だ。
2代目代表の高橋作榮(たかはしさくえ)さんは、定年後にボランティア活動を希望する人たちにコツコツと活動の場を提供し続けてきた。

定年後の生活に焦り

白鳥川の除草作業

12年前に定年を迎え、何をしたらいいの分からずに毎日不安と焦りを感じていたという高橋さん。それまで読んだことがなかった回覧板や市の広報誌に隅々ま で目を通し、定年退職後の男性を対象にした講座「おやじサロン」で男の料理教室の募集があるのを知り、参加した。料理を作るのも楽しかったが、一緒に活動 できる仲間と出会えたことがもっとうれしかった。
講座は半年で終了。せっかく知りあった仲間と離ればなれになるのは寂しいと思った。そんなとき、参加者が同期ごとにグループを作り、講座終了後もいろいろな活動をしていることを知った。
「このメンバーとならできることがいっぱいあると確信しました。それぞれが現役時代にいろいろな仕事を経験をしているので、知恵を出し合えば面白い活動ができると思いました」
高 橋さんはみんなと「近江八幡 おやじ連」を作った。メンバーには「町をきれいにしたい」という共通の思いがあった。手始めに「八幡山の景観を良くする会」を結成し、荒れ放題になってい た竹やぶの整備に取り掛かった。「白鳥川の景観を良くする会」や「琵琶湖畔の景観を良くする会」といった会をメンバーたちと一緒に次々と発案し、参加者が 増えていった。今では26グループ、350人が登録する大きな輪になっている。

仲間と出会う喜びも

男の料理教室にて

多くの人に声を掛け、活動を広げていくうちに、これを取りまとめる機能が必要になり、高橋さんが事務局を担当することになった。
現役時代には、パソコンの操作はすべて部下にやらせ、自分は手も触れなかった。今度は自分がやるしかない。パソコンの勉強のために市民IT大学(当時)に週2回、延べ9カ月間通った。
その後、各団体の活動日が一目で分かるように「おやじ連予定表」を作り、10年経った今でも利用されている。
一方、川沿いの道に花を植えたいと思い、シニアの学びの場である県レイカディア大学の園芸学科に2年間通って勉強した。
花を育てる知識や技術を習得したが、もっと大きな成果は園芸に詳しい仲間に出会い、この計画を応援してもらえるようになったことだった。

自分のことは自分でできる高齢者めざす

八幡山の整備

最近は会員の妻や単独の女性も参加するようになった。「近江里山を歩こう会」には毎回70人近くの参加があるという。「八幡山の景観を良くする会」では整 備された八幡山の竹林を見てもらおうと、親子タケノコ掘り大会を毎年開催し、市民や親子の交流の場となっている。
2015年5月には、白鳥川で3回目の鯉のぼりを上げて大盛況。河川敷で羊を飼い、雑草を食べさせて河川敷を美しくする事業も進めている。
「自分のことが自分でできる健康な高齢者になることです。健康寿命を伸ばす取り組みとして、いかに楽しくボランティア活動ができるかを考えています。皆さんも最初の一歩を踏み出してみてください」
(取材:2015年7月 鋒山)

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