立命館大学4回生チアリーダー部 山本功二さん
立命館大学4回生チアリーダー部
山本功二さん(22歳)(やまもとこうじ)
今回の素敵な人は、立命館大学チアリーダー部の山本功ニさん。立命館大学BKC(びわこくさつキャンパス)にある練習場を訪ねました。
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立命館大学4回生チアリーダー部
山本功二さん(22歳)(やまもとこうじ)
今回の素敵な人は、立命館大学チアリーダー部の山本功ニさん。立命館大学BKC(びわこくさつキャンパス)にある練習場を訪ねました。
チアリーダーと聞いて思い浮かぶのは、アメフトの試合会場でスピード感あふれる技を次々と披露する女性たち。明るい笑顔、抜群のチームワークにため息をつく人も多いはず。その華やかな女性チームに男性がいる!立命館大学チアリーダー部の山本功ニさんだ。40名ほどの部員の中で男性は2人だけ。なぜ女性だけの世界に飛び込んだのだろう?まずこの疑問をぶつけてみた。
「1回生の時に、チアリーダーの豪快な演技を見て一目で虜になりました」と山本さん。
当時は、立命館初の男性部員が2人いた。女性だけの世界をイメージしていたが、男性ができるならぜひやりたい!と入部を決意したそうだ。
山本さんのチーム内での役割は「構成」。演技の配置や動きを決める演出家だ。もちろん、チームの一員として演技もこなす。男性が加わることで、よりダイナミックな技が可能になる。女性ばかりのチーム内で苦労も多いのではと想像したが、「演技中は男性も女性も関係なく、見せるという気持ちは同じです。全員で一つの演技をつくりあげ、大技が見事に決まったときの喜びは二度と味わえないもの。まさに一期一会です」。山本さんの言葉に熱が入る。
部長(女性)によると「ミーティングで議論の方向性を示すなど山本君はチーム内では父親的な存在」。今や演技をこなす上でも、そしてチームのまとめ役としても欠かせない存在。
忘れられない大会は、昨年開かれた第2回チアリーディング世界選手権イギリス大会。なんと、日本代表チームの一員として選ばれ、見事1位になった。今年は山本さんにとって学生最後の年。11月28日に行われる関西アメリカンフットボールリーグの応援が最後の晴れ舞台となる。京都在住の山本さんにとって、4年間通い続けた南草津は第二の故郷。滋賀の想い出を胸に、来年からは社会人として東京で働く。男性の競技人口を増やすためにクラブチームに入り、一人でも多くの人にチアリーダーの魅力を伝えたいと考える。チアリーディングは、見た目の華やかさとは裏腹に一歩間違えれば大きな事故になりかねない危険な競技。練習風景から伝わってくる部員たちの非常に真剣な様子が印象的だった。
(取材・北中)
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