豊郷町郷土芸能振興協議会 小林清信さん
豊郷町郷土芸能振興協議会会長
小林 清信さん
今回の素敵な人は滋賀県江州音頭普及会のメンバーで、豊郷町郷土芸能振興協議会の会長をつとめる小林清信さん(75歳)です。
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豊郷町郷土芸能振興協議会会長
小林 清信さん
今回の素敵な人は滋賀県江州音頭普及会のメンバーで、豊郷町郷土芸能振興協議会の会長をつとめる小林清信さん(75歳)です。
「えいー皆様たのみま~す」で始まる江州音頭。中でも豊郷町だけに伝わる「扇踊り」と「絵日傘踊り」は町の無形文化財に指定されています。小林さんは「桜川昇元」の名を持つ音頭取りで保存と普及のための活動を40年間続けています。豊郷町は江州音頭発祥の地の一つ。保存会設立時から小林さんは会長を引き受け、今は若い世代への普及にとくに力を入れています。
小林さんの長い普及活動の中で強く印象に残っているのは、6年前にカナダのトロントを訪れた時のこと。ここでは毎年滋賀県出身の日本人によって「琵琶湖まつり」が開催されています。その15周年記念に招かれて、フィナーレで江州音頭を披露したそうです。会場の人達は本物の江州音頭に大喜びし、大変な盛り上がりだったそうです。
徐々にですが、若い世代にも江州音頭は広まってきています。しかしそれは今風にアレンジされたテンポの速い音頭。小林さんは、「もともと江州音頭の魅力はゆっくりとした手足の動きや音頭取りの豊かな声にある」と考えています。音頭や踊りを口伝えで受け継いでいくことはとてもむずかしいのですが本来の「傘踊り」、「扇子踊り」こそ次世代に伝えたいと願っています。
豊郷町内の2つの小学校では、地域文化を学ぶ学習の一環として江州音頭を社会科の授業に取り入れています。小林さんはその授業で踊りの指導にあたり、子供たちへの普及にも努力しています。7月4日に開催される江州音頭フェスタには小林さんが指導した子供たちも出演します。
年令を重ねてなお江州音頭の伝統を守る小林さんの姿勢はとても誇り高く感じました。みなさんもフェスタに参加して江州音頭を踊ってみませんか?
(取材・川上)
江州音頭フェスタ in しが2004
唄いましょう踊りまSHOWどっこいショウ!踊れば元気がわいてくる!
会場:近江八幡市文化会館大ホール
日時:7月4日(日)午後1:00~4:00頃
入場無料
お問合せ:滋賀県江州温度普及会
TEL:077-528-3741
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