光泉高校3年 陸上部 我孫子 智美さん
光泉高校3年 陸上部
我孫子 智美さん(17歳)
今回の素敵な人は、光泉高校3年の我孫子智美さん。昨年11月に開催されたレディース陸上競技選手権大会おいて、棒高跳びの部で見事優勝を飾った。
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光泉高校3年 陸上部
我孫子 智美さん(17歳)
今回の素敵な人は、光泉高校3年の我孫子智美さん。昨年11月に開催されたレディース陸上競技選手権大会おいて、棒高跳びの部で見事優勝を飾った。
我孫子さんは光泉高校陸上部の棒高跳びの選手。レディース陸上では、滋賀県高校女子新記録となる3m71cmをジャンプし、見事優勝を飾った。また今年5月に開催された国体選考会では高校歴代2位となる3m91cmと近畿高校女子の新記録をマーク。今一番注目を集める選手だ。
我孫子さんは小学生の頃から陸上一筋。中学では高跳びを専門としていた。棒高跳びを始めたのは高校に入学してからで、陸上部顧問の田尻隆伸先生の熱心なすすめがきっかけ。
我孫子さんは、174cmという長身と長い手足。そして抜群の跳躍力の持ち主。
「私自身が棒高跳びの選手だったので、我孫子さんの体格を見てぜひチャレンジして欲しいと思いました」と田尻先生。しかし我孫子さんにとっては4メートル以上もあるポールを持つことさえ初めて。あんな高いバーを越えられるのだろうか……?怖さが先立ったという。
それでも田尻先生の「きっと日本一になれる!」という言葉に心を決めた。
毎日の練習は想像以上に厳しかったが我孫子さんは踏ん張った。そして入部して2ヶ月後に行われた記録会ではいきなり3mの大ジャンプ!
「高いバーを越えられた時は練習のつらさも吹き飛ぶほどうれしかった!」と我孫子さん。そして、もっと高く跳びたいと、ますます練習に励むようになった。
日本女子陸上の最後の試技では「このバーを越えなければ次の記録に挑戦できない。だから跳ぶんだ!」と強い精神力で乗り切った。田尻先生は「普段はかわいい普通の女子高生ですが、ポールを持つと人が変わるんですよ」と、その集中力を評価する。
我孫子さんは学業の成績も優秀。ご両親は勉強がおろそかにならないか心配していた。しかし今ではコツコツと練習を積む智美さんを応援し、大会会場にもかけつけ、声援をおくってくれる。そんな両親のために、また、棒高跳びにめぐりあわせてくれた田尻先生のためにも次の記録に挑んでいきたいという。
次の目標をたずねると「4m10cmの日本高校女子記録を越えること。そして世界へジャンプしたい!」と熱く語ってくれた。さらなる飛躍を期待したい。
(取材・鋒山)
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