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掲載日: 2005.04.28

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小鳩おもちゃ病院の皆さん

小鳩おもちゃ病院の皆さん

今回の素敵な人は、大津市錦織にある「小鳩おもちゃ病院」のみなさん。院長の奥村寿朗さん(上記写真右端)にお話を伺った。

ボランティアが支えるおもちゃの病院

ぬいぐるみ、自動車、ゲーム…どんなおもちゃも直してしまう「小鳩おもちゃ病院」。支えるスタッフは25名。20代から70代まで幅広い年齢層で、しかも本職は警察官だったり、ケーキ屋さんだったりいろいろ。でもみんなに共通するのは、おもちゃが大好き!ということ。「子どもたちに、物を大切にする心を養って欲しい」と願いながら、ボランティアで活動を続けている。

使い捨てされるおもちゃ

院長の奥村さんがおもちゃ病院と出会ったのは11年前。「おもちゃ病院を始めます」というチラシを見たことがきっかけ。ちょうど、物を大切にしない孫のことが気になっていた頃で、早速スタッフとして登録。
「私が子どもの頃は、身近な自然が遊び場だったし、おもちゃと言えばどれも手作りだった。だからこそ愛着もあったし、壊れたらなんとか直そうとしたものです」と奥村さん。しかし、今は、量販店に行けばいくらでも新しいおもちゃが手に入る。壊れたらゴミ…世の中は豊かになったけど、なにか満たされない寂しさを感じるという。

若い世代に伝えること

おもちゃ病院にやってくる人は、奥村さんと同じ世代の人も多い。戦前戦後の貧しい時代に育ったため、壊れた孫のおもちゃも捨てずに修理に持ってくる。その様子を見て、「若い世代に物を大切にする心を伝えることも、自分たちの使命と考えるようになりました」とのこと。病院のスタッフたちは、子どもたちとの会話も大切に心の触れ合いを心がけている。

動かない=故障?

これまで修理してきたおもちゃは約3000個。故障の原因はほとんどが電池系統。中には「+」と「-」が逆に入っていただけ、ということもあった。「動かない=故障」と思い込む親が多いことが気になるという。「どうしたらおもちゃがまた動くようになるか、親子で考えることで、一緒に何かに取り組むきっかけにして欲しい」と奥村さん。
修理代は原則無料(部品代のみ実費)。メンバーにとっては、おもちゃが直った時の子どもたちの笑顔がなによりの報酬。
昨年は京都にも「開院」した。今後は湖北地域にも活動を広げることが目標。5月5日は「こどもの日」。動かなくなって押し入れで眠っているおもちゃたち。子どもと一緒に引っ張り出してみよう。
(取材・北中)

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