大津市景観審議会委員 徳永真理亜さん
若手女性で初めて大津市景観審議会委員に
石山寺 甘味処「茶丈藤村」
徳永真理亜さん（34歳）
今回の素敵な人は、若手女性で初めて大津市景観審議会委員になった徳永真理亜さん。ご主人と共に経営する石山寺近くの甘味処「茶丈藤村」を訪ね、お話を伺った。
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若手女性で初めて大津市景観審議会委員に
石山寺 甘味処「茶丈藤村」
徳永真理亜さん（34歳）
今回の素敵な人は、若手女性で初めて大津市景観審議会委員になった徳永真理亜さん。ご主人と共に経営する石山寺近くの甘味処「茶丈藤村」を訪ね、お話を伺った。
自然豊かな比叡、比良の山々と、その四季折々の彩りを映す琵琶湖に抱かれ、永い歴史を刻んできた古都・大津。数多くの歴史的資産がつくりだす景観を守るとともに、さらなるきらめきを放つ風格ある景観づくりを進めていく目的で作られている大津市景観審議室。
その審議委員14名の中でただ一人の若手女性が徳永真理亜さん。「市民代表として石山寺周辺の景観作りについての意見をどんどん出していきたい」と意欲的だ。
石山寺門前で旅館を営む祖父、名物しじみかまめしのお店を営む父の姿を見て育った。
「私の小さい頃は石山寺周辺は本当にたくさんの観光客でにぎわっていた。今もたくさんの方が来られますが以前よりは減少気味です」と徳永さん。観光旅館の数も少なくなった。
そんな現状をなんとかしなければ・・と、地元の観光団体にも積極的に参加した。瀬田川流域に桜の木を植えたり、お祭りを復活させたり、石山寺門前市牛玉（ごおう）さんの開催など多くのまちおこしに関わってきた。
また、京阪石坂線（石山寺～坂本）を生かすまちづくりを考える市民団体「勝手に京阪いっさか線学会」の会員でもある徳永さん。以前にくらべ利用客が減っている同線を盛り上げようと、自家用車よりも鉄道と徒歩で健康に！と健康ウォーク事業も提言している。「京阪石山寺駅から歩いていくと、瀬田川があって、山の前に石山寺があって、門前の旅館や店が並ぶ景色がだんだんと見えてきてとても美しいです。ぜひ鉄道を利用して石山寺を訪れてほしい」と語る。
徳永さんがご主人と和菓子・甘味処「茶丈藤村」を開店させたのは10年前。開店当時から考えていることは「半日かけて時間が過ごせる魅力的な石山寺周辺にしたい」ということ。
昨年から始まった瀬田川リバークルーズで船の上から眺めた門前の景観に感動した。「瀬田川に新しい橋がかけられたら毎日でもその素晴らしい景観を眺めていたい。多くの方に見ていただきたいですね。素晴らしい景観を残していき、より魅力あるまちづくりができたら・・」と今後の夢を語ってくれた。これからの徳永さんのご活躍を期待したい。(取材 鋒山)
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2024年11月22日
2024年11月1日
