大家友和ベースボールクラブの皆さん
大家友和ベースボールクラブ
OBC 高島
今回の素敵な人は、社会人野球チーム「OBC高島」の皆さん。アメリカ大リーグ「ミルウォーキー・ブリュワーズ」所属の大家友和投手が創設したクラブチームで、高島市にある今津スタジアムを本拠地に躍進中だ。夜間の練習中のところお邪魔し、監督や選手のみなさんにお話を伺った。
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大家友和ベースボールクラブ
OBC 高島
今回の素敵な人は、社会人野球チーム「OBC高島」の皆さん。アメリカ大リーグ「ミルウォーキー・ブリュワーズ」所属の大家友和投手が創設したクラブチームで、高島市にある今津スタジアムを本拠地に躍進中だ。夜間の練習中のところお邪魔し、監督や選手のみなさんにお話を伺った。
「OBC高島」が誕生したのは今年2月のこと。シーズンオフを利用して立命館大学経営学部で学ぶ大家選手が、日本でも地域に根ざしたスポーツ活動ができないか、スポーツを通じて社会貢献ができないかと考え、誕生した。
大家氏は2004年にNPO法人「フィールドオブドリームス」を創設し、草津市を拠点とするジュニア野球チームを設立している。「OBC高島」は念願の社会人チームとなる。
都市対抗野球などに出場する社会人チームは実業団チームがほとんどだが、OBC高島は地元の企業や高島市、そしてファンによって支えられているクラブチームである。昨年11月に実施されたトライアウト(入団テスト)では、全国から高卒、大卒、社会人などさまざまな選手が集まり、その中から24人が選ばれた。プロを目指す選手も多く、レベルの高さがうかがえる。
昼間は公式スポンサーやパートナー企業で働き、仕事が終わると球場へ……。職場では練習時間に間に合うよう配慮してもらっているが、練習後、仕事で再び会社に戻ることもあるという。
「まさにゼロからのスタートでした」と話すのは伊藤監督。「整った施設や就職先の斡旋があることを説明しても『たかが草野球チーム』という認識があったようで、我々の目標を理解してもらえるのに時間がかかりました」と、これまでの道のりを振り返る。
励みになったのは地元の人たちの熱い思いだった。
キャプテンの柿見選手はかつて、社会人チームに入ったが、1年で廃部になった悔しい経験を持つ。そのため、もう一度野球ができることに感謝の気持ちでいっぱいだという。「高島市の方々には本当に感謝しています。次は私たちが恩返しをする番です。応援してくださる方々に夢や希望を与えたい」と、さわやかな笑顔で話してくれた。
目標は都市対抗野球に出場すること。会場となる東京ドームのスコアボードに「高島市」と表示される日を目指し、選手1人1人が努力を続けている。
今月28日には今津スタジアムで「欽ちゃん球団・ゴールデンゴールズ」と対戦する。
伊藤監督は「もっともっとこのチームを知ってもらえるように、良い結果を残したい」と、意気込みを語ってくれた。
がんばれ!OBC高島!!
(取材・竹末)
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