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掲載日: 2006.11.15

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絵本作家 市居みかさん

絵本作家
市居みかさん

今回の素敵な人は、「ヘリオさんとふしぎななべ」や「こぶたのブルトン」(文・中川ひろたか)シリーズなどでおなじみの人気絵本作家、市居みかさん(38歳)=甲賀市在住。先月29日に野洲図書館で開かれた「市居みか・おはなし会」にお邪魔し、お話を伺った。

小学2年生で豆絵本づくり

市居さんの絵本は素朴で温かみがあり、とても人気がある。また、版画に詩を沿えた大人向きの作品もあり、幅広い年齢層にファンがある。
市居さんが初めて絵本を作ったのは、なんと小学校に入って間もないころのこと。自分の感情を人にうまく伝えられなかった市居さんだが、1人で絵を描いたり空想をしたりするのが大好きだったという。小学校2年生の時、チラシの裏に絵を描いて豆絵本を作った。ホッチキスでとめた簡単なものだったが、これが担任の先生にほめられ、「大きくなったら絵を描く人になりたい」と強く思うようになったという。
「小さなころからお話を思い浮かべながら絵を描くのが好きで、次はどんな場面にしようかといつもワクワクしていました」と市居さん。

電気メーカーから絵本作家へ

大学卒業後は大手電気メーカーで電気製品のデザインを担当するが、「自分の絵を描きたい!」と、思い切って退社。イラストや本の表紙、挿絵を描くなど着実に絵本作家への道を歩むようになった。昨年春には東京池袋で、サンシャインシティのプラネタリウムのドームに作品が上映され、話題を呼んだ。現在も、東京や大阪、神戸など各地で個展を開いたり、スライドや音楽を使った朗読会を開催したりするなど、精力的に活躍中だ。

読者がパワーの源!

一見控えめな印象の市居さんだが、その行動力には驚くばかりだ。パワーの源は読者との出会いだという。「絵本のおかげでたくさんの方々と出会えて幸せです。絵を描いていて良かったと思える瞬間です」とのこと。
取材で訪れた市居さんの「おはなし会」は、赤ちゃんからおばあさんまで50~60人の参加者でにぎわっていた。音楽つきの作品をスライドで鑑賞したり、「豆絵本の作り方」を教えてもらったり、実際に絵本を創作するなど、楽しい企画でいっぱいだった。サイン会では、市居さんが1人1人にお気に入りのキャラクターを描き添え、ていねいに会話する姿が印象的だった。
今後の目標を尋ねると「自分が小さい時に『出会いたかった』と思える絵本を作り続けていきたい」とのこと。良い意味で今までの作品を裏切っていきたいと、意欲を語ってくれた。お話をうかがっているうちに、もっと絵本の世界を楽しみたくなってきた。
(取材・高井)

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