草津東高校陸上部駅伝チーム

掲載日： 2006.12.13

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草津東高校陸上部駅伝チーム

今回の素敵な人は、11/12に開催された「滋賀県高校駅伝」で男女両チームとも優勝を果たした「草津東高校陸上部・駅伝チーム」のみなさん。12/24に京都市で開催される全国高校駅伝へ向けての練習中にお話を伺った。

男女チームペア優勝を目指して！

女子チームキャプテンの山本菜美子さん（左）・男子チームキャプテンの中森智也君（右）

今回の大会で草津東高校陸上部・駅伝チームは、男女そろって優勝という快挙を成し遂げた。
陸上部を率いる小澤信一監督にとっては４回目の挑戦。「男女そろっての優勝以外には考えられなかった」と大会を振り返る。というのも、女子は２連覇しているものの強豪校が多い男子チームはなかなか優勝できなかったからだ。
「選手たちの実力には自信があった」と監督が言うように、過去３回の大会では７位、３位、２位・・・と確実に優勝に近づいていた。ただ体調不良など何が起こるか分からないのが駅伝の怖さ。レースが始まるまで監督やメンバーの心の中は期待と不安が交錯していたという。

みんなで勝ち取った感動のゴール！

高校駅伝は男子７区間42.195キロ、女子５区間21.0975キロを、タスキをつないでリレーしていく。女子チームは３連覇へのプレッシャーをはねのけての優勝。しかも５区間中４区間で区間賞を取るという圧倒的な強さを見せた。
一方の男子チームは、昨年の大会であと一歩のところで優勝を逃した悔しさから、キャプテンの中森智也君が１区から力走。続く選手らも「どうしても優勝したかった」と、次々と区間賞を取り、見事初優勝を果たした。
沿道からはメンバーの大声援が飛び交い、アンカーの西沢君がゴールテープを切った瞬間は自然にみんなの目から涙があふれたという。

全国大会で記録を塗り替えろ！

監督の小澤信一さん

女子チームのキャプテン山本菜美子さんは「苦しい時もあったけど、次に待ってくれている人のためにこのタスキをつないでいこう！とがんばりました」とレースを振り返る。
初優勝に大喜びの中森君は「一人だったら、あきらめたところも、次の選手が待っているのでがんばりました。だから、よけいにうれしいです。最高です」と笑顔で語ってくれた。みんなで分かち合う喜びが駅伝の大きな魅力だと話してくれた。
次の目標は12/24に京都市で行われる「全国高校駅伝」。
「滋賀県記録を塗り替え全国大会で活躍したい」と小澤監督。
男女ともに仲がよく、励まし合うのが同チームの魅力。全員が力を合わせてタスキをつないでほしい。がんばれ！草津東高校!!
（取材・鋒山）