柔道選手 馬籠恵子さん
柔道選手
馬籠恵子さん(23歳)
今回の素敵な人は、柔道選手として活躍する馬籠恵子さん(23歳)。昨年開催されたカナダ国際柔道大会(78キロ超級)で金メダル、福岡国際女子柔道選手権大会で銅メダルを獲得。北京オリンピック代表選手候補として今、注目されている。日ごろは近江八幡市にある特別養護老人ホーム「ふれあい」に勤務する馬籠さん。その素顔に迫るため、職場にお邪魔した。
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柔道選手
馬籠恵子さん(23歳)
今回の素敵な人は、柔道選手として活躍する馬籠恵子さん(23歳)。昨年開催されたカナダ国際柔道大会(78キロ超級)で金メダル、福岡国際女子柔道選手権大会で銅メダルを獲得。北京オリンピック代表選手候補として今、注目されている。日ごろは近江八幡市にある特別養護老人ホーム「ふれあい」に勤務する馬籠さん。その素顔に迫るため、職場にお邪魔した。
馬籠さんが柔道を始めたのは高校生のとき。柔道部の監督から誘われたのがきっかけだった。まったく初めての競技にもかかわらず、天性のセンスとしなやかな筋肉に恵まれ、みるみる力をつけていったという。
「柔道は技術だけでなく、内面を育て、自分を成長させてくれる『人間形成』のスポーツです」と馬籠さん。
大学卒業後は滋賀に貢献したいという思いから「ふれあい」に就職し、受付や事務処理をこなす毎日。明るい笑顔は施設利用者や職場仲間の人気の的となっている。
毎日の練習は勤務が終わってからの2時間だけ。母校の草津高校で男子柔道部員を相手に汗を流す。
ライバル選手に比べると練習環境は決して満足のいくものではない。それでも「限られた時間内で練習しますので、集中力が養われます」と馬籠さん。ハンディをも味方にしてしまうあたりはさすが。
いつも彼女を見守る先輩でありコーチである古株美穂さんは「県内の女子柔道をとりまく環境はまだまだ整備されておらず、馬籠さんを支える体制も不十分です。それでも彼女は周囲に支えられて努力・工夫し、練習に取り組んでいます」と話す。
「ふれあい」ではひたむきな彼女を応援しようと後援会を作り、特製の横断幕も作った。去年の福岡国際選手権がテレビ中継された時は、多くの利用者がテレビの前にかじりついて声援を送った。
また理事長の際田博巳さんは「素直な明るい子で仕事もしっかりしています。彼女の姿は利用者の励みになっています」と話す。
今後の目標を尋ねると「昨年はあと少しのところで勝利を逃した試合がありました。今年は一試合ずつ確実に勝てるように不撓不屈の精神で頑張ります!もちろん、オリンピックを目指します!」と頼もしく答えてくれた。
4月に開催される全日本選抜体重別選手権大会にも出場が決まり、ますます期待が高まる。
北京を目指し、がんばれ!!
(取材・福本)
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