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掲載日: 2007.02.21

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カモンカンパニーのみなさん

カモンカンパニーのみなさん

今回の素敵な人は、米原市を中心にミュージカルや写真展、歌のコンクールなどさまざまなイベントをボランティアで企画・運営している「カモンカンパニー」のみなさん。
来月25日、ルッチプラザベルホール(米原市)で開催する公演会「2007カモカン版『咲子』」に向け、練習中のメンバーを取材した。

ジャンルに捕われない表現を

代表の中村一海さん

「カモンカンパニー」は旧山東町(現・米原市)の町民によって2002(平成14)年に設立され、以来、さまざまなイベントを企画・運営してきた。
「カモンカンパニー」とは旧山東町のシンボルであるカモにちなんでつけられた名前。またいろんな人が気軽に出入りできるグループにしたいという願いもこめられている。
代表の中村一海さんは「ジャンルに捕らわれない『表現』を発信していきたい。演劇では体を使って表現することのおもしろさをウリにしています」とカモンカンパニーの特徴をアピールしてくれた。
演技を指導するのは東京で劇団「帰ってきたゑびす」の舞台演出を手がける進藤則夫さん。「子どもたちに演劇の楽しさを知ってほしい。話し合う作業を繰り返して、みんなで公演を作りあげていく喜びを感じてほしい」と、笑顔で話してくれた。

中学生が台本を作成!

台本を制作した大橋佳代さん

今回上演される「2007カモカン版『咲子』」の台本は公募によって選ばれた作品で、中学2年生の大橋佳代さんが書いたもの。
将来への希望と不安が入り混じる多感な思春期の心が描かれ、大人が見ても共感する部分が多い。
「これまでお芝居を見て学んだことを形にしようと書きました。見たらガンバロウ!というパワーがわいてきますので、ぜひ見に来てください!」と大橋さん。
出演するのは、やはり公募によって選ばれた小学生から大人までの16人。「ごく普通の子どもたちが話し合いを重ねて舞台を作り上げていきます。長い目で子どもたちの成長を見守ってほしい」と進藤さん。子どもに教えられることが多く、彼らを見ていると無限の可能性を感じるという。

想像力と創造力を大切に

演出の進藤則夫さん(右)

カモンカンパニーが発足して今年で5年目。今は演劇などの舞台表現が活動の中心になっているが、多くの仲間と出会い、表現の幅を広げていくことが目標とのこと。
中村さんからは「『想像』と『創造』は、人が生きていく上で、また、社会にとっても重要なもの。子どもたちが大人になったときに『創造力の豊かな社会』であるように、今、何が大切なのかを考えていきたい」とメッセージをいただいた。
子どもたちが積み上げてきた成果の発表が楽しみだ。
(取材・白崎/撮影・前川)

 

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