クロマチックハーモニカ奏者 園友栄さん(15歳・大津市在住)
今回の素敵な人は、クロマチックハーモニカ奏者の園友栄さん(15歳)。京都外大西高等学校に通う1年生。6月に行われた
F.I.H. Japan第27回ハーモニカ・コンテスト決戦ライブ(世界ハーモニカ連盟日本支部大会)のクロマチック・クラシック・ソロ部門で見事優勝。またハーモニカボランティア演奏グループ「ドラゴン7」のメンバーとしても活躍中。大津市生涯学習センターでの練習中にお邪魔し、お話を伺った。
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今回の素敵な人は、クロマチックハーモニカ奏者の園友栄さん(15歳)。京都外大西高等学校に通う1年生。6月に行われた
F.I.H. Japan第27回ハーモニカ・コンテスト決戦ライブ(世界ハーモニカ連盟日本支部大会)のクロマチック・クラシック・ソロ部門で見事優勝。またハーモニカボランティア演奏グループ「ドラゴン7」のメンバーとしても活躍中。大津市生涯学習センターでの練習中にお邪魔し、お話を伺った。
クロマチックハーモニカはフルートと同じ3オクターブの音域を持ち、さまざまなジャンルの曲が演奏できるのが特徴。
園さんは今年6月に行われたF.I.H.
Japan決戦ライブのクロマチック・クラシック・ソロ部門に出場。これまで練習を重ねてきた「チャルダッシュ・インターメッツォ」を演奏し、初優勝を果たした。この大会は年齢による区分がないため大人と同じ枠で参戦しなければならない。「今までの大会の中で一番緊張しました」と園さんは話す。
園さんがハーモニカと出合ったのは7年前のこと。父、真佳さんと祖母、富子さんがアンサンブルを組んで演奏しているのを見て興味を持ったのがきっかけ。2人が通う「淡海ハーモニカクラブ」について行き、そこで先生をしていた姉川敏彦さんに師事するようになった。初めはアジアで人気の高い複音ハーモニカに挑戦。あっという間に腕をあげた園さんは、長くハーモニカを続けるなら世界大会に出場できるクロマチックハーモニカを習得しようと決意。姉川さんの勧めもあり11歳のときに転向した。
2004年の西日本ハーモニカコンテスト・ジュニア・ソロ部門で優勝、2006年のアジア太平洋州ハーモニカコンテストでは3位に入賞するなど、素晴らしい成績を収めてきた。
また大津市竜が丘を拠点とするボランティア演奏グループ「ドラゴン7」にも所属し、老人ホームや病院、保育園などでも演奏を披露。これまで回った演奏会場は100カ所以上にのぼる。
園さんを指導する姉川さんは「友栄さんは教えたことをすぐに吸収し、自分のものにする力を持っています。今度は世界大会での優勝を目指して頑張ってほしい」と話す。
次の目標は2009年にドイツで行われる世界大会での優勝。3週間に1度は世界的奏者の和谷泰扶さんの指導を受け、練習に励む。「先のことはまだ分からないけど、これからもずっとハーモニカを吹き続けていたい」と話してくれた。彼女の奏でる優しい音色が心に強く響いた。(取材・澤井)
※クロマチックハーモニカとは
クロマチックとは「半音階」の意味。穴の横にあるスライドレバーを操作することで#や♭といった半音を出すことができる。ハーモニカは他にも10穴の「テンホール・ハーモニカ」や上下2列に穴が並んだ「複音ハーモニカ」など多くの種類がある。
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