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掲載日: 2007.09.26

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吉田農園代表 吉田道明さん

昨年「全国米・食味分析鑑定コンクール」(主催:米・食味鑑定士協会)の若手農業経営者部門で見事金賞を受賞した吉田道明さん(39歳)が今回の素敵な人。
吉田さんは高校の同級生、山口哲生さん(38歳)と二人三脚で無農薬有機肥料栽培米の生産・販売に取り組み、経営を拡大している。稲刈りで忙しい田んぼにお邪魔し、お話を伺った。

飲食業から農業に転身

吉田さんが本格的に米作りを始めたのは9年前のこと。それまで飲食業に携わっていたが、かねてより農業に興味があったことから父の跡を継いでこの道に飛び込んだ。
「安全でおいしいお米を、できるだけ多くの方に安く提供したい」との理念に基づき、「無農薬有機肥料栽培」「こだわり低農薬栽培」などの栽培方法に取り組み、圃場ごとに食味計(米の粒に含まれる水分やたんぱく質、脂質などの量を計る機械)で品質をチェックしてから販売するというこだわりで経営を続けてきた。
4年前からは吉田さんの熱意に打たれた山口さんが、銀行勤めを辞めて経営に参加。若手農家の奮闘に理解者が徐々に増え、最初は5㌶しかなかった経営面積も今では借地と自作地を合わせて35㌶までになった。

失敗を乗り越えて奮闘

「一般的な栽培方法と違うので周囲に相談できる人がいませんでした」と吉田さん。本を読んだり視察に出かけたりと独自に勉強を続け、少しずつ経営面積を増やしてきた。今もどんな栽培状況で食味の良い米が取れたかなどを分析し、各種の勉強会に積極的に参加するなど、研究を怠らない。
「苦労や失敗はすべて覚悟の上。だから、苦労を苦労とは思いません」と吉田さん。農業は楽しいので挫折を感じたこともないと、明るい笑顔で話してくれた。

技術を磨き後継者を育てたい

左からスタッフの高橋さん、山口さん
全国米・食味分析鑑定コンクール」金賞受賞時の表彰状と盾と共に

吉田さんのお米はインターネットやファクスでの注文で直接お客さんに届けられる。
「子供がたくさんご飯を食べるようになった」「甘みがあり、もちっとしていておいしい」と喜びの声が全国から寄せられているという。
「この仕事を始めてから、たくさんの人と出会えるようになってうれしい」と吉田さん。
今後は法人化を目指すこと、無農薬栽培の生産技術を磨くこと、そして後継者を育てていくことが目標だという。
今春から新たに高橋憲治さん(19歳)が仲間に加わり、ますます活気あふれる吉田農園。この秋収穫された新米にも吉田さんの熱意がたっぷり込められている。             (取材・高木)

 

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