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掲載日: 2007.10.3

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ドレミ・ポップコーンクラブ代表 内藤方于さん(長浜市在住)

琴をベースにオリジナルに開発した楽器「ドレミ・ポップコーン」で演奏活動を続ける内藤方于さんが、今回の素敵な人。琴の魅力を世界の子供たちにも広めようと積極的に活動を続けている。内藤さんのスタジオで小学生姉妹がレッスン中のところにお邪魔し、お話を伺った。

琴をベースに新開発

本来の琴の楽譜

7音階の楽譜

「ドレミ・ポップコーン」は内藤さんが独自に考えだした優しく弾ける琴のことで、従来の琴が5音階対応なのに対し、ドレミファソラシドと7音階で表現できる。長さ120㌢とコンパクトなサイズでとてもカラフルだ。7年ほど前に完成してから評判となり、2001(平成13)年に経済産業省の創造的事業活動に認定され、さらに2005(平成17)年には「滋賀県新商品パイオニア認定制度」にも認定された。

邦楽からジャズ、民族音楽まで

2004年、モナコ公国にてアルベール皇太子と

内藤さんは幼少時から琴を習い、家元直轄の正派音楽院(プロの演奏家を養成する目的で創設された学校)を卒業後は正派生田流家元・中島靖子氏に師事。その後、純邦楽だけでなくジャズライブや民族音楽とのセッションを行うなどジャンルにとらわれない演奏活動で琴の魅力を伝えてきた。
「ドレミ・ポップコーン」を考えたきっかけは、琴でさまざまなジャンルの音楽を表現したかったことと、海外で演奏する際に、長さがある琴は梱包も持ち運びも大変だったから。そして何より、カラフルな琴を楽しく演奏したいという思いが強かった。アイデアを楽器の製作業者に伝えたところ、あまりに奇抜なので驚かれたが、快く製造を引き受けてくれたとのこと。「琴本来の枠にとらわれず、自分が感じたままの自由な発想が新楽器の誕生につながりました」と笑顔の内藤さん。
ドレミで演奏することと、琴をコーンともじって「ドレミ・ポップコーンと名づけた。

国境を越え、世代を超える

「愛・地球博」にてタイパビリオンでタイの演奏家と(右が内藤さん)

ネイルアートされた内藤さんが使用する琴爪

内藤さんが代表を務める「ドレミ・ポップコーンクラブ」の定期演奏会のほか、一昨年開かれた「愛・地球博」でタイとの音楽交流を行うなど、県内外のイベント会場でコンサートを開催。またモナコ公国やアメリカのサンフランシスコで演奏するなど、世界に活動の場を広げている。
「ドレミ・ポップコーンの魅力は、国境や言葉の垣根を越え、世代を超えて幅広く楽しめることです」と内藤さん。
先月からは日本とブラジルの交流100周年を記念した事業の一環として、外国籍の子供たちへのレッスンを始めた。「簡単に楽しく弾けるドレミ・ポップコーンを通して日本伝統の琴を知ってもらい、音楽の国際交流を深めていきたい」と話してくれた。
キラキラ輝く表情と素晴らしい演奏に魅了された。  (取材・高木)

 

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