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掲載日: 2008.05.21

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鈴木道弘さん(64歳・草津市在住)草津でホタルを楽しむ会

身近なところでホタルの光に出合える場を作りたいと「草津でホタルを楽しむ会」で活動する鈴木道弘さんが、今回の素敵な人。会での活動やホタル観察のポイントなど、お話を伺った。

都市化とともにホタルも減少

以前は草津市内のあちこちの水辺で見られたホタルも都市化が進むにつれ、次第にその姿を見かけなくなっている。
「もともとホタルは人里の近くの水辺に住む人間と親しい昆虫。しかし近年その数が少なくなっているのが残念」と鈴木さん。鈴木さんは草津市内でのホタルの生息状況を調査するため「草津でホタルを楽しむ会」を4年前に立ち上げた。現在会員36人で川の調査やホタルの研究などの活動をしている。

地域と協力し水辺作り

草津市新堂町浅池の水路に釘打ち作業

伯母川でのホタル観察会の様子

会の目標は「草津にホタルの飛び交う水辺」を作ること。
それを実現すべく草津市新堂町にある湧水池「浅池」周辺を会のメンバーと地域の人々で整備中だ。
20~30年前はホタルの姿が見られたというこの地域だが、やぶに覆われ不法投棄のごみが大量にある荒れ果てた土地になっていた。地域からも「このひどい状況を何とかしたい。ここをホタルが飛び交うような親水公園に」と賛同を得た。池の周辺を会のメンバーと地域の人々で一緒に清掃。伸びきった草木を整え、水質調査や水量の調整を行い、水路の泥を運び出し、土手を築く。
整備開始から1年半たった今では見えるようにきれいになった。「いずれはここでホタルを育て、その数がどんどん増えればと思っている。ホタルが飛び交い地域の方が集えるような公園になれば最高です」と笑顔の鈴木さん。「人間に癒やしを与えてくれる水辺があちこちにできればいいですね」と語ってくれた。

美しい自然の残る町に

6月はホタルのシーズン。調査でわかった草津近辺のホタル生息地、伯母川周辺や馬場町、栗東の葉山川周辺などで今年も生息調査を行う。
「ゆっくり会話を楽しみながらホタル観察を楽しんでみてください。家族一緒に自然に触れることでその素晴らしさを実感してほしい」と鈴木さん。
「昔のような自然を取り戻し、これからもホタルのすみやすい環境を守っていきたい。仕事を退職して時間に余裕ができ、地域を歩いてみると今まで見えなかった自然の美しさが見えてきた。ホタルが身近にすめるような美しい自然を子ども、孫に残してやりたい」と鈴木さん。
鈴木さんの優しい気持ちが伝わってきた。(取材・鋒山)

 

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