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掲載日: 2008.10.8

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ニューファームSAYURI取締役 田中小有里さん(29歳)

湖北地区最大規模の農業経営者として活躍する田中小有里さんが今回の素敵な人。
今年6月、農林水産省が選ぶ「明日の農林漁村を担う女性」に表彰され、次世代の農業をリードしていく頼もしい人材として注目されている。稲刈り作業の合間をぬって、お話を伺った。

非農家から大規模農園に

非農家の家に生まれた田中さんが農業を体験したのは中学3年生のとき。母親の知人の木津治さんが経営する「木津農園」を手伝ったことがきっかけだった。
田植えや稲刈りなど、初めての経験がすべて興味深く、楽しかったという。その後も休みのたびにアルバイト感覚で手伝いに行くようになった。
大学2年の時、木津さんに後継者になってもらえないかと相談され、就農を決意。本人にとっては慣れ親しんだ仕事だったので抵抗はなかったが、友人や周囲に驚かれたという。
そして大学卒業後、木津農園で就農。06(平成18)年には木津農園を改組し「ニューファームSAYURI」を設立、27歳のとき取締役に就任した。

農業のイメージを変えたい

現在は水稲53㌶、小麦30㌶、大豆30㌶の農地を木津代表らと4人で運営。
「『農業は泥まみれで汚くなる』というマイナスイメージをなくしたい」と大型免許を取得し、大型機械を使用した時代に合った農業を実践している。
さらに、作業の合間には、講演やブログで農業の現状を伝えている。
就農当初は、地元農家に受け入れてもらえるかどうか不安だった。
しかし、何事にもひたむきに頑張る彼女の姿が信頼に結びつき、現在は湖北町の若手農業家が集う「湖北ニューファーマーズ」の副会長も務めている。

自分でできる充実感が魅力

田中さんは農業の魅力について「最初から最後まで自分でできるところ。種をまき、育て、収穫し、食べる。結果が目に見え、失敗してもまた次の年にやり直せるところです」と語る。
汗水流して働いた分、収穫期の喜びはひとしおだという。
「責任の重さは自分でできる充実感につながります」と笑顔で話す田中さん。そのポジティブ精神が彼女の原動力だ。

これからの農業

「機械化が進んだ農業の姿を知ってもらい、もっと幅広い層に参画してほしい」と力強く語る田中さん。とくに水稲は想像以上に機械化が進んでいて、女性でも参画しやすいという。
「農作業中の1番の悩みは日焼けです」と女性らしい一面ものぞかせる。
「大型機械を乗り回した翌日には、おしゃれして出かけます。そんなギャップがとても楽しい」と話す笑顔に、新しい農業の姿を見た思いがする。
(取材・福本)

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