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掲載日: 2009.02.4

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山之内 洋さん (40歳・甲賀市在住)

すてき障がい者の芸術作品や文化活動を全国レベルで紹介する「第8回全国障害者芸術・文化祭 滋賀大会 アートはボーダレス」が、昨年5月から今年3月まで県内各地で開催されている。
大会実行委員会事務局を務める県社会福祉事業団の山之内洋さんが、今回の素敵な人。
2月に開催される「バリアフリー映画祭」の準備に忙しいところにお邪魔し、お話を伺った。

1年間ロングランで開催

「独走羅列」出品作

今回の滋賀大会は昨年5月24日のオープニングコンサートを皮切りにスタートした。
同祭は兵庫、沖縄、長崎など、日本各地を巡回する形で開かれ、会期は3日間程度の短いものだった。しかし、今回の大会会期は約1年間と長く、県内各地で行われている。
内容は、芸術作品の企画展や公募展、表現活動ワークショップ、バリアフリー映画祭など、多方面にわたる。
昨年11月、県立近代美術館で開かれた公募展「独走羅列」では、550人の応募者中のから13人の作品が展示され、圧倒的な表現力が話題を呼んだ。

滋賀ならではの大会に

打楽器のワークショップ

従来から、県内の障がい者施設では造形、陶芸、絵画などを取り入れてきたところが多く、音楽や舞台などの専門家を呼んで障がい者の表現活動ワークショップを盛んに行ってきた。
また、障がい者の表現活動を紹介するギャラリー「ボーダレスアートミュージアムNO-MA」(近江八幡市)の設立に見られるように、滋賀県は障がい者芸術の先進県と言われてきた。
「私たちの取り組みを全国に紹介し、大会を滋賀県ならではのものにしたいと、考えています」と山之内さん。
さらに、「ダンスや打楽器演奏のワークショップでは障がい者の表現力の豊かさにビックリさせられます。日々楽しみながら着実に成長し続けています。今回、多くの人のご協力により、彼らの内面をストレートに表現できる場を持つことができました」と終始、笑顔だった。

心はボーダレス社会

事業の一環として開かれるバリアフリー映画祭では、障がいのある人でもわかりやすく、より楽しく映画鑑賞ができるよう工夫がされている。例えば、高齢者や、視覚だけではわかりにくい人に配慮し、従来の副音声や字幕スーパーに工夫を加え、無声映画時代に活躍した活弁士を起用する。
「たくさんの人に映画を観ていただき、何かを感じてほしい。また、この大会だけではなく、これからも滋賀県の活動を全国に広めていきたい。『ボーダレス』とは『境界がない』という意味ですから、芸術を通じて障がい者と健常者との境界が無い社会が形成されていくことを願っています」
生き生きとした表情で語る山之内さんから、福祉に対する熱意が伝わってきた。        (取材・鋒山)

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