滋賀県の観光ガイドやエリアガイド、グルメガイドなら滋賀ガイド。地域情報満載です!

滋賀ガイド!

滋賀ガイド!トップへ

前のページへ

掲載日: 2009.09.24

素敵な人トップ

「素敵な人」の投稿は → こちら

下之郷じいちゃんズの皆さん(守山市)

古代米「赤米」の栽培を通じて子どもたちに文化と友情を伝える元気な「下之郷じいちゃんズ」の皆さんが今回の素敵な人。
守山市立吉身小学校の5年生の子どもたちにかかしの作り方を指導中のところにお邪魔し、お話を伺った。

地域に根ざす喜び

下之郷じいちゃんズは、守山市の下之郷地区に住む元会社員や農家の人たちの集まりで、98(平成10)年に結成された。
現在、メンバーは16人。地元や吉身小学校の子どもたちの交通安全に取り組み、赤米栽培やかかし作り、もちつきなどで、年間を通して子どもたちと交流を深めている。
活動が評価され、03(平成15)年、びわ湖放送の「第18回びわこほのぼの大賞」を受賞し、08(平成20)年には守山市の「社会功労表彰」も受賞した。

遺跡を まちづくりにいかしたい

下之郷地区は80(昭和55)年、弥生時代中期の環濠としては全国で3番目の規模の「下之郷遺跡」が発見された。生活品や武器などに混じり、熱帯ジャポニカの籾が見つかり話題になった。
これをきっかけに遺跡地域の田んぼで古代米作りに挑戦することになった。野生種に近い「赤米」の種籾を岡山、種子島、対馬から譲り受けて栽培し、種籾を増やすことに成功した。

農作業を 通して交流

田植え、草取り、稲刈り、精米など、農作業は手作業にこだわっている。「機械ではなく、すべて昔のやり方です。子どもたちは珍しそうに話を聞いてくれます。古代米作りを通じて子どもたちと楽しく交流を続けたい」と代表の林繁太郎さん。
収穫した赤米はポン菓子に加工して、幼稚園や保育園の子どもたちなどに配る。さらに、古代米の発祥地のインドネシアへの研修旅行や、東京の考古学勉強グループと交換会を行うなど、どこまでも積極的である。

一緒にかかし作り

何かと大変ですが、町中で子どもたちと出会うとあいさつをしてくれるのがとてもうれしい」と林さん。
吉身小学校の子どもたちは「かかしを作るのは初めてで難しかったけれど、できあがって本当に良かった。かかしを田んぼに立てに行くのが楽しみです」と喜ぶ。
下之郷じいちゃんズや、子どもたちが楽しそうに作業に取り組む姿がとてもさわやかな秋の一日だった。
(取材・澤井)

素敵な人トップへ

本ページの情報は作成時のものであり、変更されていることがあります。あらかじめ御了承ください。

おすすめ情報

クルマでおでかけ!湖国ドライブガイド

おすすめアルバム

今週のプレゼント

おすすめランチ

Copyright © Yamapla Corporation. All Rights Reserved.

滋賀県のプランニングとデザイン、ホームページ制作をサポートする株式会社ヤマプラ