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掲載日: 2014.07.15

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彦根東高校 囲碁部の皆さん(彦根市)

写真は顧問と県代表のメンバー

2014年7月22日から開かれる全国高校囲碁選手権大会に出場を決めた彦根東高校囲碁部。創部40年で男子は7年連続18回目、女子は6年連続14回目の出場となる。女子は昨年の大会でベスト4に輝く強豪だ。大会を前に強さの秘密に迫ってみた。

「楽しくて仕方ない」

「囲碁部は楽しくて仕方ありません」小学校から囲碁を始めたという部員の吉川拓穂(きっかわたくほ)さんは「みんな仲が良くて、ほのぼのとした雰囲気が大好き」だと言う。
囲碁部は「部室に引きこもって黙々と囲碁を打つ」と思われるかもしれないが、彦根東高校は違う。囲碁を打つだけでなく、先輩が後輩に教え、互いに学びあう。勝負が終わると一局を一緒に振り返る。週末は毎週のように他流試合に出掛け、他校の生徒とはもちろん、社会人とも碁を打つ。
「『今できることは今、しっかりやっておきなさいよ』などと、アドバイスを受けられるのがうれしい」と部員の谷野花奈(たにのかな)さん。
夏休みには合宿などで他府県の高校生と対局するほか、子ども向けの囲碁教室も開く。
「強いばかりが囲碁ではない、厳しいばかりが部活ではない」という信念のもとに「世代を超えた交流と、豊かな人間関係」を大切にし、人格形成に役立てているのだ。

相手の心 大切に

囲碁で最も大切なのは相手の心だという。
「自分がどう打ちたいかも大事だが、相手がどの石を攻めたいと思っているかを考えることも重要です」と同校囲碁部OBで現・囲碁部顧問の坂本秀誠(さかもとしゅうじょう)先生。
囲碁には「むさぼり、勝ちを得ず」という格言がある。攻めと守りのバランスを考えてこそ勝ちがあるという。だから、「囲碁は平和のゲーム」と呼ばれ、囲碁をしていると常に相手の気持を考えるようになる。思考力、集中力、大局観が育まれ、いわゆる「地頭(じあたま)」が鍛えられるのだ。
入部の時はほとんどの部員が初心者だが、3年の間にめきめきと腕を上げる。集中力は勉学の面でも生かされ、難関大学への合格者も輩
出している。

囲碁は「人生の縮図」

碁盤には19×19=361の交点がある。石を打つ組み合わせはとてつもない数だ。そんな中で選択と決断を繰り返し、失敗の教訓を次の局面に生かしていく……。まるで人生の縮図のようだ。
22日から開かれる全国大会には、団体戦で男子は吉川拓穂さん、佐藤颯海(さとうそうかい)さん、政所弘樹(まんどころひろき)さん、宮本奏汰(みやもとそうた)さん、女子は谷野花奈さん、谷沢真理(たにざわまり)さん、辰野奈穂(たつのなお)さん、玉村依子(たまむらよりこ)さんが出場する。
一方、2015年7月には文化系クラブのインターハイとも言われている「2015滋賀びわこ総文(第39回全国高等学校総合文化祭)」が滋賀で開かれる。囲碁部も今から準備に余念がない。
(取材・越智田)

 

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