折笠 さつきさん(守山市在住)
アマチュア写真家の折笠(おりかさ)さつきさん。「愛犬の写真を可愛く撮りたい」との思いから写真を始め、わずか2年半で滋賀県などが主催するコンクールで最高賞を受賞した。ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を使って写真仲間と交流し、刺激しあいながら作品を撮り続けている。
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アマチュア写真家の折笠(おりかさ)さつきさん。「愛犬の写真を可愛く撮りたい」との思いから写真を始め、わずか2年半で滋賀県などが主催するコンクールで最高賞を受賞した。ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を使って写真仲間と交流し、刺激しあいながら作品を撮り続けている。
5年前、愛犬の写真をブログに載せようとデジタル一眼レフカメラを買った。少しでも可愛く撮りたいと思ったからだ。 どんな表情に撮るか。 そのためにカメラのどんな機能を使えばいいのか。本やインターネットで勉強して表現方法を工夫するうちに面白くなり、熱中していく。単なる「記録用」の写真が「作品」に変わっていった。 そんなとき、写真が趣味だった父から、「本格的に続けていくなら市展にでも出してみたら?」と声を掛けられた。 何日も迷ったが、思い切って2012年に守山市美術展へ出品。初めての出品だったが、いきなり特選に入賞した。 作品を見た友人から「じーんとした、ずっと見ていたい」と感想を聞き、自分の思いが写真で伝わることの面白さを実感。ますます熱中するようになった。
このとき受賞した3人が仲良くなり写真グループ「写団COLORS」を結成した。 声を掛けてくれた40代の男性と、同じ守山市在住の女性と折笠さんの3人でフェイスブックを使って写真を批評しあい、撮影場所や写真展の情報を交換し、写真展を開けるまでになった。 写真を撮る楽しさに仲間と活動する楽しさが加わり、腕をぐんぐん上げていった。2014年、「滋賀県写真展覧会」の最高賞「芸術文化祭賞」を受賞。舞子さんを撮るため訪れた京都で、京都駅に集合する修学旅行生たちに遭遇し、その姿を白黒写真で表現した。直立不動の引率者と疲れてうなだれる生徒たち。そんな対比を捉えたストーリー性あふれる作品だ。 「受賞は最高にうれしかったですが、まだまだ初心者なのにという思いと、写真仲間への感謝の気持ちで涙があふれました」
フェイスブックの仲間は増えて、昨年12月にはメンバー16人が参加して「滋賀FBゆる友写真文化祭」を開催。 メンバーの年齢層は30代から80代までと幅広い。 「勇気を出して写真展に応募したことからすてきな仲間がたくさん増えました。 写真仲間が良い作品を撮ったり賞を受賞したりすると、一緒に喜びあえるのがうれしいですね」 (取材・鋒山)
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