スポーツチャンバラでストレス発散!
滋賀国スポ正式種目を目指す
滋賀県スポーツチャンバラ協会理事 健心塾代表 錬士
羽根 健人(はね たけと)さん(湖南市在住)
チャンバラを基にした競技スポーツチャンバラ(スポチャン)は1971年日本で発祥したスポーツで、「エアーソフト剣」という当たっても痛くない剣を使ってチャンバラごっこを楽しむ競技だ。競技人口は世界で約40万人、日本では約10万人を数える。 羽根健人さんは小学2年からスポチャンを始め、8年前に湖南市で「健心塾」を立ち上げた。2017年の滋賀県民大会で優勝し、一昨年県内では唯一の錬士の称号も与えられた。普及活動にも力を入れており、2025年滋賀国スポ(2023年から国民体育大会の名称が国民スポーツ大会に変更される予定)での正式種目の認可を目指している。
安全に楽しめストレス発散
羽根さんは母の勧めで小学2年からスポチャンを始め、すぐにその面白さに夢中になった。家では怒られるチャンバラごっこだが道場に来ると思い切り強く叩ける。ルールは簡単。空気を入れた剣で体のどこに当てても一本取れるので一瞬の隙も許されない。試合開始からの1分間でへとへとに疲れる。
高校時代は空手の練習に追われ遠ざかっていたが、7年ぶりに昔通った道場に入会するものの恩師だった町田勇先生は既に引退していて、自分で道場を立ち上げたい気持ちが徐々に湧き上がっていった。
羽根さんは町田さんのアドバイスを受けながらインストラクターの資格を取り、2013年「健心塾」を立ち上げた。最初は10人くらいでのスタートだったが、子どもの同級生に声をかけたり口コミで広がったりして、今では4歳から45歳までの男女約30人が通うまでになった。「親子で参加する方も多いです。強く思い切り叩けるのがストレス発散に繋がっていると思います」
世界チャンピオン2人輩出
健心塾の生徒は国内外の大会に積極的に参加している。用具の得物(えもの)は13種類あり、種目・段級ごとに試合がある。60センチの小太刀から1メートルを超える長剣まであるが、大人も子どもも剣のサイズは同じ。段・級を持っていれば自由に大会に参加できる。「一昨年11月、東京で開かれた第44回世界選手権大会では、塾生の高一女子が長剣で世界チャンピオンになりました。男女混合で決勝の相手は海外の大柄な男子選手。体格では不利でも勝てるのが面白いですね。4年前から毎年世界チャンピオンや準優勝者を出しています。勝っても褒めることはほとんどありませんが、優勝したら思い切り褒めてやります。厳しい指導をしますが子どもたちはひるまず熱心に練習に励んでいます。指導補助をする妻が優しく声をかけたり小さい子を指導したりしてくれるので助かります」
国スポに向けて競技人口を増やしたい
競技の普及活動にも力を入れる。県内各地のスポーツ協会を回り、スポチャン競技について話を聞いてもらう。竜王町ではスポーツイベントで体験会も開いた。地元の大人や子どもが約15名参加し竜王スポーツ協会の人たちも気にいってくれたので、今年からドラゴンハットでの教室が始まることになった。「知名度はまだ低く、書類を見て判断しますと断られることも多いですが、現在近江八幡市や守山市で教室開設の準備をしています。まずは滋賀国スポに向けて競技人口を増やし、現在行っているデモンストレーション種目から正式種目になれば最高ですね。将来的には今指導している塾生が指導者になって県内各地の支部に配置できればと思っています。そこからまた生徒が増えていくことを願っています」
●お問い合わせ
健心塾
携帯TEL:090-8469-5007
メールアドレスshiga.kenshin109@gmail.com
☆塾生募集中!
練習日
毎土曜日18:00~21:00菩提寺まちづくりセンター(現在コロナ禍の為、練習時間を短縮中)
毎木曜日19:00~20:00菩提寺北小学校体育館
素敵な人トップへ
本ページの情報は作成時のものであり、変更されていることがあります。あらかじめ御了承ください。